宇治神社


応神天皇の離宮後にあり,宇治離宮八幡宮とも呼ばれました。御祭神の菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)は源氏物語に登場する八の宮のモデルでもあります。

由来

創建年代などの起源は明らかではない。宇治神社のすぐ近くには宇治上神社があるが,宇治神社とは二社一体の存在であった。宇治上神社の境内は『山城国風土記』に見える菟道稚郎子の離宮「桐原日桁宮」の旧跡であると伝え,両社旧称の「離宮明神」もそれに因むといわれる。
延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳では,山城国宇治郡に「宇治神社二座 鍬靫」の記載があるが,その2座はそれぞれ宇治神社・宇治上神社に比定される。後に近くに平等院ができると,両社はその鎮守社とされたという。明治以前は宇治神社は「下社」・「若宮」,宇治上神社は「上社」・「本宮」と呼ばれたほか,両社を合わせて「宇治離宮明神」・「宇治離宮八幡宮」と総称された。明治に入って宇治上神社とは分離し,1911年(明治44年)府社に昇格した。

★ 公式ホームページ

散策


一の鳥居から境内に入っていきます。どんな神社なのかな。ワクワク♪


河内の国から来られる菟道稚郎子を兎が先導し,振り返りながらお連れしたそうです。見えるのは「兎楽の樹」


先に石段が見えています。お寺のような雰囲気ですね。


わぁ~!って叫んでそうな狛犬様。こんなの初めて!つい笑ってしまいました^^;


参道右側にある手水舎


よく見たら兎じゃないですか!兎は人々の人生を道徳の正しい道へと導く神様の御使いとされているようです。


石段を登った所にある拝殿。別名・桐原殿。桐原は地名です。


さらに進むと二の鳥居に着きました。その奥に中門が見えています。


中門の中の様子。台の上に「みかえり兎」がいますね。おみくじとしても売っていました^^

重要文化財に指定されている本殿。三間社流造で檜皮葺。鎌倉時代後期の造営とのこと。殿内中央には菟道稚郎子命の木造神像(重文)が奉安されています。


本殿左側に並ぶ摂社。手前から廣田神社,松尾神社,高良神社,伊勢両宮。


本殿右側にもありました。奥から住吉神社,日吉神社,春日神社。この三社は京都府指定有形文化財です。


本殿右側にある伊勢神宮遥拝所と橿原神宮遥拝所。パワースポットなんだとか。伊勢神宮遥拝所の札の所に兎がいます。見えるかな^^;


中門に掲げられた由緒書き。

御朱印

御祭神

菟道稚郎子命

所在地

京都府宇治市宇治山田1