鹿児島市宇宿に鎮座します。薩摩の名社として親しまれている古社で、通称・妙見神社とも呼ばれています。
由来
天之御中主神社(妙見神社)は藩政時代には妙見廟として、薩摩の名社として伝えられおよそ800年の昔(土御門天皇の御代)、正治年間(鎌倉時代の初期)薩摩の人々を苦しみより助け、福寿増益を計る為に紀州那智山よりお迎えしております。当社においては島津初代忠久公の薩摩入国の時、鎌倉から背負って奉齊したという記録と、同じく初代島津薩摩入国の時、和歌山県紀州那智山から護下って鎮座したとの記録がありますが、古い文献等を照らし合わせてみると、おそらく紀州那智山からの勧請ではないかと思われます。薩摩国宇宿村で鎮座されたのが、およそ800年前、その後、島津7代元久の時、応永年間(1394~1427)大体今から600年前、元久公の命により祭田(神領九石分)を寄附(現在は残っていない)されたようであります。また、当社は非常に御霊験あらたで当時宇宿村は郊外だったにもかかわらず、都市部の人達の祈願や参拝が絶えなかったようであります。
★ 公式ホームページ
散策
石造りの鳥居付近。仁王像がおられますね。
廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の影響の跡が残っています。
楠の木、樹齢約250年
オガタマノキ(招霊木)、こちらも樹齢約250年あります。
雨の中、境内を進んでいきます。
「あめのみなかぬし神社」と読むそうです。何回見てもすぐ読めません^^;
雨が強くなってきたー。龍神様がおられる手水舎で清めます。
拝殿は八棟造りとなっており、非常に縁起がいいとされています。
天之御中主神社の扁額。立派^^
拝殿の中の様子。現在の社殿は御鎮座800年を記念し、平成17年に建てられました。
本殿が見えづらかったので、一旦境内から出た道から撮影しました。
拝殿前の狛犬様。表情が豊かで結構好みかも^^
拝殿前にはたくさん絵馬が飾られています。
賽神社。もともとは疱瘡神ともよばれ、郡元郷との郷境で宇宿郷に病気が入り込むのを防いだ神様です。
白龍稲荷神社。商売繁盛の神様です。
縁結び・夫婦円満・家内安全の御利益は、夫婦楠を通しても恵まれます。
その他、昔からの地神様達もおられした。
御朱印
御祭神
天之御中主神
市寸島比売命
菅原道真
大国主神
少名毘古那神
所在地
鹿児島市宇宿6丁目7ー1