日前神宮(ひのくま神宮)と國懸神宮(くにかかす神宮)の二社一体の大社。良縁を結び、結婚の徳を授け、生活基盤を守る家内安全の御利益で知られている紀伊國一之宮です。
由来
社伝によれば、神武東征の後の神武天皇2年、紀国造家(紀氏)の祖神である天道根命が、八咫鏡に先立って鋳造された鏡である日像鏡・日矛鏡を賜り、日像鏡を日前宮の、日矛鏡を國懸宮の神体としたとしている。当初は名草郡毛見郷浜宮に祀られ、垂仁天皇16年に現在地に遷座したと伝えられている。朱鳥元年(686年)には國懸神に奉幣したとの記事がある。『延喜式神名帳』では名神大社に列し、紀伊国一宮とされた。中世には、熊野詣での途中で参拝されたとの記録がある。天正13年(1585年)に豊臣秀吉に攻め込まれ、社領が没収された。その際社殿が取り壊され境内が荒廃したが、江戸時代に紀州藩初代藩主徳川頼宣により社殿が再興された。しかし現在は最盛期の5分の1の広さになっており、大正8年(1919年)には国費による改善工事によって境内の建物はすべて一新されており、旧観は大きく変化している。大正15年(1926年)の工事完成をもって現在の左右対称の姿となった。総称して日前宮あるいは名草宮とも呼ばれます。
★ 公式ホームページ
散策
鳥居から境内に入ります。
近くになった由緒書き。日前神宮と國懸神宮が並存するんですね。
手水舎で心身を清めます。
いきなり主祭神に到着しました。意外とシンプルな造りですね。
日前と書いて「ひのくま」と読みます。相殿…読めない^^;
本殿の様子
樹木に覆われた参道は広く、ゆっくり参拝することができます。
邦安神社。境内にはこのような摂社・末社が点在します。
なるほど!左右対称になってるんですねー。
國懸神宮にやってきました。
國懸は「くにかかす」と読みます。相殿…こちらも読めません^^;
まったく左右対称でした。
御朱印
御祭神
日前神宮:日前大神
國懸神宮:國懸大神
所在地
和歌山県和歌山市秋月365