鹿児島市内に鎮座し、交通航海、土木開業、生活守護の神として広く崇敬されている神社です。
由来
現在の新屋敷町一帯は加子(カコ)町と呼ばれてました。加子とは水夫であり、薩摩藩水軍の基地がありました。その頃は「船手」と呼ばれ、慶安(1648~1652)以前の鹿児島切絵図には『御船手・七千弐百参拾壱坪』と明記されており、そこに道先案内や軍神の神として祀られていたようです。慶安以前は稲荷川河口に水軍の基地があり、これが現在の新屋敷に移ったのです。「明暦3年(1652)、島津19代藩主光久公が海上庇護の為、船手に勧請し給ふ」とあり、稲荷川戸柱河口の舟手に鎮座していたものをその後、現在の地に「船魂廟」として遷座されました。
「神社明細帳」に大正5年8月8日住吉神社を船魂神社に改称とも記載されている。また日露戦争の英雄、東郷平八郎元帥も帰鹿した折には個人的に当社へご参拝されていたそうです。
★ 公式ホームページ
散策
住宅街にある鳥居。特徴的な扁額です。
鳥居をくぐってすぐ左に手水舎があります。
石段を登って拝殿に向かいます。
敷地が広くないので、裏側に回ることはできません。
船魂神社の扁額
拝殿の中の様子。扉が閉まっており、ガラス越しに撮影させていただきました。
拝殿右側にある社務所。電気も消えており不在みたい。。。
境内にある石灯篭。島津家の家紋が施されています。
近くに地神様、水神様がおられます。
最後に見つけた社号標
石段に木が組まれています。照国神社のように六月燈が飾られるのかもしれません^^;
御祭神
伊邪那岐命(イザナギノミコト)
伊邪那美命(イザナミノミコト)
猿田彦命(サルタヒコノミコト)
底筒男命(ソコツツオノミコト)
中筒男命(ナカツツオノミコト)
表筒男命(ウワツツオノミコト)
所在地
鹿児島市新屋敷町5-15