木. 10月 10th, 2024

坐摩神社


大阪の中心部、船場の街中に鎮座します。地元では「ざまさん」と呼ばれる摂津國一之宮。住居守護の神、旅行安全の神、安産の神として信仰されています。

由来

神功皇后が新羅より御帰還の折、淀川南岸の大江、田蓑島のちの渡辺の地(現在の天満橋の西方、石町附近)に奉祀されたのが始まりとされています。平安時代の「延喜式」には攝津國西成郡の唯一の大社と記され、産土神として今日に至っています。また、朱雀天皇の御代、天慶2年(939年)以来祈雨11社中に列し、以後たびたび祈雨〔雨乞い〕のご祈請・奉幣に預かりました。天正10年(1582年)豊臣秀吉の大坂築城に当たり替地を命ぜられ、寛永年間現在地に遷座されました。現在の鎮座地名を渡辺と称するのも、元の地名が移されたもので、全国の渡辺・渡部等の姓の発祥の地でもあります。旧社地と伝えられる石町には現在も当社の行宮(御旅所)が鎮座されています。

★ 公式ホームページ

散策


大小3つの鳥居が横に組み合わさった「三ツ鳥居」から入ります。全国でも数えるほどしかありません。


「いかすりじんじゃ」と読みます。「ざまじんじゃ」とも呼ばれます。


由緒書き。九州ではお見かけしない神様ばかりでした。


参道を進むと、正面に拝殿とその両脇に樹木が覆い茂っていました。


まず手水舎で心身を清めます。


自動で水が出てきました。コロナ対策もばっちり。


鳥居の内側に備前焼の狛犬様がおられます。珍しい!


鉄筋コンクリート造りの拝殿は昭和35年に再建されました。


本殿も同じ時期に再建されています。


境内右側に境内社が並んでいました。


こちらは大江神社


繊維問屋が多い船場の守り神だけあって、繊維神社もあります。さらに大國主神社、天満宮、相殿神社と続きます。


明治6年創建の火防陶器神社(ひぶせとうきじんじゃ)もありました。陶器の灯籠は珍しいかも。


その隣にある稲荷神社。商売繁盛のご利益がいただけます。


境内には獅子様もおられます。迫力満点ですね^^

御朱印

 

 

 

 

 

御祭神

坐摩神
(生井神、福井神、綱長井神、波比岐神、阿須波神の総称)

所在地

大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺3号