えべっさんの愛称で知られる今宮戎神社には、年始のお祭りとして毎年1月9・10・11日の3日間で開催される十日えびすに約100万人を超える参拝者が訪れます。
由来
神社の創建は、西暦600年(皇紀1260年)。推古天皇の御代に聖徳太子が四天王寺を建立した際、同地西方の鎮護として祀られたのが始まりだと伝えられている。今宮はかっては漁村であったことより、漁業を守る神である「戎大神」が祀られたのは自然的な成り行きと思われる。社伝によると、平安中期(醍醐天皇の御代:在位897~930年)より、南北朝の戦乱の時期に一時中断はあるものの、継続して宮中に鮮魚を献進しており、これが明治初年まで続いていたと記録にある。豊臣秀吉の大坂城築城により、町の発達と共に大阪町人の活躍が始まり、江戸時代に入り、商業の町としてより一層の繁栄を遂げたが、それと共に、この漁業の神「戎大神」も、大坂の商業を護る神様として篤く崇敬されるようになった。十日戎の行事もこの頃から賑わいをみせ始めたとのことである。
★ 公式ホームページ
散策
「三ツ鳥居」と呼ばれ、1つの明神鳥居の両脇に小さな2つ鳥居を組み合わせた珍しい鳥居。全国にも数か所しかないそうです。
歴史ある神社のようです。気が引き締まります。
青銅製の狛犬様。かっこいい!
注連柱から拝殿に進みます。
落ち着いた佇まいの拝殿。昭和31年に再建されました。
拝殿の中の様子。整理されていますね。
本殿も昭和31年に再建とのこと。
本殿裏側に置かれているドラ。正面で参拝後本殿の裏へ回ってドラを打ち、再度お願いする習慣があるそうな。珍しいですねー。
境内にある稲荷社。御祭神は宇賀御魂神で昭和41年に再建されました。
ん?何かが刻まれた石碑があるけど、なんでしょう。
奈良県出身の俳人、阿波野青畝(あわのせいほ)の句碑でした。
御朱印
御祭神
天照皇大神
事代主命
素盞鳴尊
月読尊
稚日女尊
所在地
大阪市浪速区恵美須西1丁目6-10