鹿児島県出水市に鎮座します。奈良時代の創建といわれ、古来薩摩二の宮として信仰されてきました。春には「庭祭」という神事があり豊作を祈ります。
由来
御鎮座年代は詳かではないが、遠く奈良朝のころの創建と云われる。既に貞観2年(1860年)3月薩摩国従五位下加紫 久利神加従五位上と三代実録に載せられている。延喜式には、薩摩国頴娃郡枚聞神社(薩摩一の宮)薩摩国出水郡加紫久利神社と薩摩国では2社記載され ており、古来薩摩二の宮として代々朝廷の崇敬厚く信 仰の中心であった。島津氏の治世になってからも特に薩摩の総社として尊ばれ、22代島津吉貫公は社殿を改築して60石を 與えている。社殿は歴代藩主の修理、改造、再建等十余度に及び、明治6年県社として再興されたのちは神域この上なく深く官民の尊崇するところであったが 明治10年6月3日西南の役の兵火にかかり門守社以外の 社殿、神山、神宝、古文書等灰燼に帰した。その後、明治13年社殿は再興されたが、地租改正又農地 改革によって境内地は縮小された。そして戦御社殿は老朽し老樹は虫害を受けて神域はとみに荒廃するに至った。氏子一同真意気野荒廃を座視するに忍びず、昭和36年社殿を改築、さらに平成10年12月改築される。
散策
一の鳥居から。2羽の鶴が羽ばたいています。珍しい!
加紫久利神社の扁額。「かしくり神社」と読みます。
拝殿まで遠いなぁ。だいぶ先です。
参道にある灯籠にも鶴があしらわれています。
二の鳥居に着きました。茅の輪をくぐって進みます。
色鮮やかな龍神様がおられます。手水舎
緑色に塗られた石段。黄色の線も入っています。カラフルな神社ですねー。
剛毛な感じの狛犬様。かっこいい!
拝殿もカラフルでした。紫色の社殿は初めてかも^^;
拝殿の中の様子
延喜式神名帳に記載がある由緒ある神社みたい。薩摩二之宮ってすごい!
本殿は塗られていませんでした。個人的にはこっちが好きかも。
本殿左側にもカラフルな鳥居が…。
こちらは稲荷神社
明治10年の西南戦争で焼失した社殿の鬼瓦が置かれています。
こちらにも亀の上に乗った鶴がいます。
「大蛇しだれ」を撮った写真に何かが写り込んでいます。すごーい!蛇みたい^^;
御朱印
御祭神
天照大神
多紀理毘売命
住吉三神
応神天皇
神功皇后
所在地
鹿児島県出水市下鯖町1272