檜皮葺きの重厚な社殿。熊野三山のなかでも特に古式ゆかしい雰囲気を有す熊野本宮大社は熊野信仰の発祥の地。全国4700社以上ある熊野神社の総本宮です。
由来
社伝によると崇神天皇65年に熊野川の中洲、現在の大斎原(おおゆのはら)の地に創建されたとされています。「熊野権現垂迹縁起」によると、熊野坐大神は唐の天台山から飛来したとされ、熊野坐大神(家都美御子大神)は、須佐之男命とされていますが、その素性は不明です。太陽の使いとされる八咫烏を神使とすることから太陽神であるという説や、中洲に鎮座していたことから水神とする説、または木の神とする説などがあります。明治22年の大水害により社殿のうち中・下社が倒壊し、現在地に上四杜のみお祀りすることとなりました。他八社は石祠として大斎原にお祀りし、現在に至っています。
★ 公式ホームページ
散策
一の鳥居から境内に入ります。緊張する~。
念願だった熊野本宮大社への参拝。社号標、立派です!
狛犬様も立派!
あ、嫌な予感がします。ここも石段かな^^;
杉木立に囲まれた石段参道を登ります。158段あるそうです。
石段の途中にある「祓戸大神」。本殿を参拝する前に、まず、ここに参ります。
天然石を組んだ手水舎。心身を清めます。
熊野神社の分布図がありました。都道府県別だと福島県が第1位。意外でした^^;
参道を進むと神門が見えてきました。
近くにあった由緒書き
文字がよく見えませんが、旧社号標がありました。昭和15年建立のようです。
大注連縄が掛けられた荘厳な神門。この門から本殿域に入ります。
参拝順序を確認します。①証誠殿→②中御前→③西御前→④若宮→⑤満山社の順です。
左から結宮(むすびのみや)、証誠殿(しょうじょうでん)、若宮(わかみや)
左側に第一殿祭神(熊野夫須美大神)、右側に第二殿祭神(熊野速玉大神)が祀られています。
証誠殿の第三殿祭神(家津美御子大神)
若宮の第四殿祭神(天照大神)。⑤番目の満山社を撮り忘れてました(泣)
大斎原の大鳥居。行ってみましょう。
デカい!人が見えるかな。鳥居がいかに大きいかが分かると思います。
2000年に造営された高さ約34mの大鳥居。来てよかった~^^
御朱印
御祭神
(主祭神)家都御子大神/素戔嗚尊
所在地
和歌山県田辺市本宮町本宮1100