鹿児島県枕崎市に鎮座します。夏祭(六月燈)等の祭儀は、氏子管内の東本町、山手町、宮前町、日之出町、泉町の公民館にて存続されています。
由来
往昔、枕崎浦の近瀬という暗礁に丈五寸の金仏が漂着し、浜田門の人が拾って奉安していた。慶長10年、枕崎浦の豪商四本六兵衛は、幕府の浦廻巡視の客人を邸宅に宿泊させた光栄を記念し、邸宅の東方に神社を造り、前記の金仏を本尊とし大将軍宮と称した。慶長15年、喜入忠政公は島原の乱より凱旋したが、この乱に際し六兵衛が私船を艤装して食料を運んだことが忠政の面目を保ったこととなった。このため忠政公は、神明の加護によるものと、役人伊集院忠満、同田代清友、同伊集院久豊を地頭とし、壮大な神社を造営し枕崎大将軍宮とした。明治5年、金仏の神体を石体に変え、壮名は枕崎神社と改め、社殿も改築した。明治18年、同32年には暴風のため大破、倒壊し再建。同44年、現在地へ遷座。昭和17年神社改築に着工したが、同年の暴風さらに終戦直後の枕崎台風により倒壊し、神社建築の努力は水泡に帰し、現存に至っている。
散策
昭和19年に建立された鳥居から進んでいきます。
奥に赤い鳥居が見えています。
近くにあったオブジェ「風の母子像」
こちらは「風の帆」
石段を登った先にあるのが拝殿。左側には太平洋戦争戦没者慰霊塔があります。
芝生の中にあるんですね。雨でなくてよかった^^
拝殿はコンクリート造り。台風が来ても大丈夫^^
拝殿正面にある御賽銭の表示。お金が入れにくい!
後ろにあるのは緑色の建物は本殿かな?
…と思ったら倉庫のようでした^^;
振り返ると枕崎港が見えるし、風が気持ちよかったです^^
御祭神
健速須佐之男命
稲田比売命
所在地
鹿児島県枕崎市山手町176