
福岡県小郡市に鎮座します。昭和45年に県天然記念物に指定された将軍藤と市の有形文化財に指定された楼門で有名です。
由来
社伝では、天平12年(740年)藤原広嗣の創建とされ、平安時代の斎衡3年(856年)作成の筑後国神明帳(高良下宮社神明帳)に、「西福童大中臣神」の神名が記載されており、今から千百年以上昔既に神社が存在したことを証するものです。嘉禄2年(1226年)現在地に遷宮。寛文10年(1670年)久留米藩社方開基によれば、社殿その他建造物として「楼門9尺2間茅葺にて御座候」とあるのをみれば、当時楼門も建立されていたことがわかる。ところが文政11年(1828年)8月前代未聞の猛烈な台風が当地方を襲い、家屋・立木・田畑等に甚大な損害を被り、楼門も恐らく倒壊したであろうと思われる。そこで7年後の天保6年(1835年)甘木の藤次郎を棟梁として工事に着手12月に上棟したと記録されている。
散策

階段から境内に入ります。ん?ここは鳥居がないのかな?

朱色に塗られた神橋を通って進みます。

福岡県指定天然記念物の「福童の将軍藤」。藤で有名なんですね。

これが藤棚。樹齢650年と推定され、4月中旬からゴールデンウイークにかけて「将軍藤まつり」が開催されます。

参道をまっすぐ進みます。

文政7年(1824年)建立された狛犬様。笑っているように見えます^^

手水舎で心身を清めます。

楼門の説明書き。歴史があるんですね。

立派な楼門ですね!江戸時代後期の1835年に建てられ、平成に入った後に修理が行われたそうです。

楼門の扁額

楼門の天井絵。きれい!

楼門をくぐると拝殿が見えました。

彫刻が施されている拝殿

扁額

本殿にも彫刻が施され、拝殿と一体となっています。
御祭神
天児屋根命
武甕槌命
経津主命
住吉三神
所在地
福岡県小郡市福童558
