福岡県久留米市の久留米城跡に鎮座します。美麗な石垣に囲まれた静かな古城に郷土史を体現し伝え継ぐ神社として、また筑後一円の守り神として地域の人々の崇敬を集めています。
由来
江戸時代の久留米藩、約250年間を治めた有馬氏の居城跡で、その昔は笹原城の名で呼ばれていました。その久留米城跡に鎮座する、久留米藩祖豊氏を祀る篠山神社は、明治10年に、地域の復興と安寧を願って建てられました。創建後は多くの神社関係者、地域の有志により、郷土史における重要な出来事や偉人を称える巨大な石碑がいくつも建立され、境内を歩く人々が歴史を顧みる一助となっています。境内は春は桜、秋は紅葉の名所で、3月下旬~4月上旬にはソメイヨシノや御衣黄桜など約49本の桜が楽しめます。
★ 公式ホームページ
散策
篠山神社の表示を発見。ここから入っていきます。
篠山神社が建立される前は、この辺りは久留米城址の本丸御殿があり、城郭の本丸跡全てが神社境内となっているのは全国でも唯一「篠山神社」だけです。
久留米城跡案内マップ。意外と広いかも。
鳥居を見つけました。
鳥居に掲げられた扁額
参道はまっすぐ伸びています。
創祀時の御祭神として、名君と名高い旧久留米藩主の藩祖・有馬豊氏公命、10代藩主頼永公命の2柱、のちに7代藩主頼徸公命、11代藩主頼咸公命、近代農政の指導者14代藩主頼寧公命が加わり、5柱となりました。
参道右側にあった手水舎で心身を清めます。
拝殿前の狛犬様。写真で見るより胴体が大きくどっしりとした感じでした!
2022年10月31日、篠山神社本殿、拝殿、中門、透塀それぞれが有形文化財に登録されました。
拝殿の中の様子。豪華ですね~。
幣殿と本殿の中間にある中門。こういう造りの神社は初めて^^;
本殿。この辺りの神社には珍しく、拝殿、弊殿、本殿と別々に分かれ、独立しています。
境内には島原の乱の戦死者を祀る篠根神社が鎮座します。
こちらは藩主の信仰が篤かった大乗院稲荷神社
毛利秀包を祀る小早川神社。筑後国御井・上妻・三潴三郡を七万五千石を与えられた毛利元就の九男です。
境内に大井戸がありました。ちょっと怖い^^;
境内裏側から望む筑後川。風が気持ちいい^^
御朱印
御祭神
有馬豊氏公命
有馬頼永公命
有馬頼徸公命
有馬頼咸公命
有馬頼寧公命
所在地
福岡県久留米市篠山町444