鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾に鎮座します。拝殿の賽銭箱下より温泉が湧き出る「神湯」で有名です。
由来
1500年前、空覚上人により創建されたと伝えられます。古くは「紫尾権現」、「紫尾山三所権現」と呼ばれ、御祭神は伊装冊尊、事解男神、速玉男神でした。御神体は鏡三面で承元年中鎌倉の源実朝が奉納したものと伝えられています。古くから祁答院七ヶ郷(山崎、大村、黒木、佐志、藺牟田、宮之城、鶴田)の総社として尊崇されてきました。藩政時代は島津氏、明治時代には県社として祭典が営まれ繁栄してきました。
散策
鳥居から境内に入っていきます。扁額が草書体で読めませんでした^^;
雨で塗れて見えにくいのですが、「元県社 紫尾神社」と書かれています。
境内はこんな感じ。奥に拝殿が見えています。
手水舎を見ると、龍神様がおられました。
こういう形の龍神様は珍しいと思います。
木造の社殿。昭和55年に屋根銅版改修を行ったそうです。
拝殿の中の様子。奥に「祭神」と書かれたものがあるけど、字が見えなーい^^;
霧島神宮・新田神社、鹿児島神宮、鵜戸神宮の御祭神だって。完璧じゃないですか!!
拝殿にあった絵図。昔、周辺にはたくさんのお寺が存在していたようです。
右側の緑色の屋根が本殿です。
案内板にそって「紫尾天神」に行ってみます。
菅原道真公を祀った摂社のようです。
朱色が鮮やかな社殿。ここでも合格祈願できます^^
由緒書きの左の看板が気になりました。温泉の源泉が賽銭箱の下ですって~!
御朱印
御祭神
瓊瓊杵命
彦火火出見尊
鵜葺草葺不合命
所在地
鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾2164