潮御崎(しおのみさき)神社は、本州最南端の地、和歌山県東牟婁郡串本町潮岬に鎮座します。古くから漁民の信仰を集めてきました。
由来
景行天皇28(98)年、御崎の「静之窟」内に少彦名命を勧請したのに始り、その後、潮崎安磨「静之峯」に遷座した。貞観12(871)年5月、潮崎安守はさらに「潮見の端」へ遷座したと伝えられる。江戸時代は、御崎大明神社とか御崎明神といわれ、また周参見より下田原に至る18ヵ浦の総産土神として崇敬されていた。両部神道による本地仏が観音であったことから、潮御崎大明神とか御崎観音ともいわれ、西国巡礼者からも敬われた。明治初(1868年)年、社名を潮御崎神社に改称、同2年、境内地を灯台建設のために日本政府より求められて旧社地といわれる現在の地、静之峰に遷宮。同6年4月、村社となり、同31年社殿を改築。昭和58年、社殿の大修理が行われました。
散策
入口付近の社号標。車が止めてあったので中途半端に撮影^^;
参道を進んでいきます。
下り坂をさらに進みます。
鳥居がありました。さらに参道が伸びています。
手水舎に「注意 まむしが出ます」と書いてある。怖っ!
キョロキョロしながら石段を登ります。
さらに進むと石垣と灯籠がありました。お城跡みたい。
拝殿とその左側には鎮守社が鎮座します。
潮御崎神社の扁額
拝殿と一体化された本殿。春日造のようです。
猿田彦神社、大己貴命、天照大神も祀られています。
境内にある御綱柏(みつなかしわ)。串本町の文化財に指定されています。
御祭神
少彦名命
所在地
和歌山県東牟婁郡串本町潮岬