鹿児島県出水市、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「出水麓武家屋敷群」内に鎮座します。
由来
創建は文治3年(1186年)と伝えられています。初代島津忠久公が三州の守護職に任ぜられ、木牟礼城に在城した際、前任地である信州諏訪の上下の大明神を勧請し、領国の守護神として城内に祀ったのが始まりとされています。その後、大隅六代島津氏久公が鹿児島(現鹿児島市清水町鎮座南方神社)に遷し、三州鎮護を祈りました。現在地には出水領主薩州家二代国久公の時代に遷座されました。
散策
古そうな鳥居と丸く刈った小さな木が印象的でした。
近くにあった由緒書き。島津氏は薩摩の守護に妊ぜられてお国入りしたんですね。
境内はけっこう広く、奥に見えるのが拝殿です。
手水舎で心身を清めます。
拝殿前にあった「子宝いぬ」。生れ歳の干支の半球を撫でて安産を祈願します。
面長な狛犬様^^;
神明造りの拝殿。平成4年に改築されました。
拝殿の中の様子。左奥にお雛様が置かれていました。珍しい!
本殿も神明造りでした。弥生時代の高床倉庫が発展したものと考えられているそうです。
御朱印
御祭神
建御名方命(タケミナカタノミコト)
八坂刀賣命(ヤサカトメノミコト)
所在地
鹿児島県出水市麓町13-38