長崎県島原半島各地にある温泉神社の総本社で、約1300年前に創建された歴史ある神社です。地元では「おしめんさん」とも呼ばれています。
由来
雲仙においては、大宝元年(701年)(もしくは文武天皇元年(697年))に当地を訪れた行基が大乗院満明寺を開山し、同時に当神社を創祀したと伝えられる。以後、雲仙岳を霊山として信仰し、当神社からふもとの諸村に温泉神社(四面宮)を勧請、当初は千々石、吾妻、有家、そして伊佐早(現諫早神社)の4か所であったが、その後も広がり現在では島原半島内には温泉神社を称する神社が十数社ある。貞観2年(860年)に従五位下から従五位上に昇叙された「温泉神」に比定され、かつては「四面宮(しめんぐう、しめのみや)」や「筑紫国魂神社」と称していた。弘安4年(1281年)の元寇に際しては元陣に一身四面の勇士が現れ、「吾は肥前国温泉社なり云々」と称したと伝える。江戸時代に島原藩の祈願所とされ、高力家や松平家等の歴代藩主の崇敬を受けた。大正4年(1915年)に現社名に改め、翌5年県社に昇格した。
散策
雲仙温泉街のメイン通り沿いに立つ「温泉神社」の一の鳥居。明治33年に建てられました。
社号標。温泉神社と書いて「うんぜん神社」と読みます。
二の鳥居は元禄8年(1695年)建立。だいぶ古いですね~。
三の鳥居。こちらは昭和60年でした。
石段を登って進んでいきます。
手水舎で心身を清めます。
お寺のような外観でした。落ち着いた木造の拝殿
拝殿の中の様子
とても個性的な狛犬様がおられました。珍しい!
お!ここにもおられました。肥前狛犬様
樹齢200年以上ある夫婦柿。願い事が叶うパワースポットです。
順路を進むと、傳始社(御祭神:小彦名大神)が鎮座します。
さらに進むと、幸せの泉。工夫を凝らしていますね^^
四面庭。ここで休憩することができます^^
幸せの椅子。ハート型というのがいいですね^^
大黒天様にも参拝できます。
順路に進んでいたので、本殿を撮り忘れてました^^;
近くで温泉たまごやラムネをいただくことができます。
雲仙地獄谷が近いため、硫黄の香りが立ち込めています。お立ち寄りの際はぜひ^^
御朱印
御祭神
白日別命(しらひわけのみこと)
速日別命(はやひわけのみこと)
豊日別命(とよひわけのみこと)
豊久土比泥別命(とよくじひねわけのみこと)
建日別命(たけひわけのみこと)
所在地
長崎県雲仙市小浜町雲仙319