沖縄県那覇市安里に鎮座します。琉球八社の中で唯一「八幡神」が祀られており,琉球国の平穏や人民の安寧と幸せを守る神様として親しまれています。
由来
創建は1466年(明成化2年、文正元年)。第6代琉球国王尚徳王の時代に鬼界島討伐にて村の老人の言葉により,弓矢を射て鳥を落とし猟犬を先兵として出陣し,鬼界島へ向かう海路で浮かんできた小鐘を手にして本懐を遂げて帰国した際に矢を立てた場所に霊社を建て,小鐘と神通矢を垂迹として八幡大菩薩と号し奉じたのが始まりとされています。当時の地元民と信仰に直結していたのは御嶽拝所で,明治時代の琉球処分によって沖縄県が置かれると無格社とされ,その後,政府の支援もなく社殿は朽ち果てて昭和19年の沖縄戦にて焼失。昭和38年に仮殿が復興され,平成5年に社殿が復元されました。
★ これまでの記事 → 福岡の杜ブログ
散策
住宅街の坂道を登っていくと鳥居が見えてきます。タワーマンションと重なって不思議!
専用駐車場はありませんので,近くでコインパーキングを探す必要があります。
鳥居をくぐると,敷地内に保育園がありました。珍しいですね~。
社殿左側に手水舎と社号標かな。並べて置かれています。
社殿右側には平成8年に建立された復元記念碑があります。新しいですね!
社殿は沖縄らしい朱色の木造で赤瓦の屋根でした。沖縄では供え物を広げて拝む参拝客をよく目にします。
社殿の中の様子。
本殿はなさそう。変な動きしているせいか参拝客から見られています^^;
龍の彫刻と背景のタワーマンション。この角度いいでしょ!?
社殿右側に釜のような所がありました。ここで古札等をお焚き上げするのかなぁ。。
御祭神
応神天皇
神功皇后
玉依姫命
所在地
沖縄県那覇市安里3-19-14