岩屋神社


空から降ってきたとされる「宝珠石」を御神体にもつ岩屋神社。宝珠とは仏の象徴を示す仏教用語で、願いが叶う不思議な玉の意味です。

由来

欽明天皇8年(547年)のある日、光輝くものが天から岩屋の岩上に降ってきました。村人はこれを「何でも願いが叶う宝石」という仏教用語にちなんで「宝珠石」と名付け、御神体として祀りました。現在でも内殿の前には薦(こも)に包まれた宝珠石が祀られていて、これが村の名前の由来にもなっています。現在の神社の本殿は、元禄11年(1698年)に筑前福岡藩4代藩主の黒田綱政によって建立されたものです。彦山修験道に関係する貴重な建造物として、昭和63年に国指定重要文化財に指定されました。 外殿は茅杉皮重ね葺き一重入母屋造り、内殿は厚板葺き片流見世棚造りで、周りの景色とともに圧倒される美しさです。

散策


鳥居から参道を登っていきます。


この辺りは国定公園なんですね。たくさん岩がそびえ立って、その中に岩屋神社が書かれています。


進んで行くと注連柱がありました。社殿はもっと奥にあるようです。


昭和35年に県天然記念物に指定された大公孫樹(大イチョウ)。樹齢600年とも700年とも言われ、高さ約36m・幹周り約6mあります。


さらに石段を登ります。五百羅漢って書いてあるけど、神仏習合の名残がある神社みたい。


歴史が古そうな狛犬様。苔で目が緑色^^;


途中にあった琴平神社


この岩は大きな一枚岩で「馬の首根岩」と呼ばれています。洞門は江戸時代末に山伏によって彫られたそうな。頑張りましたね。


おー!国指定重要文化財って書いてある。すごい!!


古そうな鳥居の扁額には「岩屋大権現」と書かれています。


この石段。劣化して崩れているし、めちゃくちゃ急なので手摺なしでは登れません。年輩の方は無理じゃないかな。


本殿は「権現岩」と呼ばれる切り立った大岩の窪みを利用して造られています。すごい!


本殿の中の様子。ん?何かに包まれた物が祀られています。もしかして宝珠石!?


境内のいたる所に史跡ガイドがあるので、ぜひご覧ください。親切ですね~♪

御祭神

伊弉冉尊

伊弉諾尊

天忍穂耳尊

所在地

福岡県朝倉郡東峰村宝珠山4150