福岡市西区の生の松原に鎮座します。四方に塀のような仕切りがないため,開放的な佇まいをしています。
由来
日本書紀によると,武内宿禰(大和朝廷の初期に活躍したという伝承上の人物で大臣などをつとめる)は,都を留守にしている間に反乱の罪を着せられ,壱岐直真根子は武内宿禰を助けるため,身代わりとなって亡くなりました。その後,無実であることがわかりましたが,壱岐直真根子が自分の命を犠牲にしてまで武内宿禰に尽くしたことから,祭神として祀られたとされます。なお,生の松原の地名は,神功皇后が松の枝を逆さにさして戦勝を占った際,その枝が生きて栄えた伝説に由来します。
散策
鳥居からみた社殿。鳥居は1856年(安政3年)に奉納されました。鳥居は3つあります。
海岸の方を見ると参道がまっすぐ続いています。
参道の先に拝殿が見えています。
左側にある手水舎で心身を清めましょう。
手水舎には,九州王朝の「三階松」の紋が記されています。
手水舎に由緒書きが付けられています。珍しいですね~!
拝殿に飾られた「壹岐神社」の扁額
拝殿の中の様子。意外と中は広そうでした。
本殿もしっかりした構造。1680年(延宝8年)に現在地に移転したそうです。
鳥居付近の御神木。横の写真だと撮りづらくて…^^;
御祭神
壱岐直真根子(いきのあたいまねこ)
所在地
福岡市西区生の松原1-9-3