月. 12月 9th, 2024

生松天神社


牡蠣で有名な福岡県糸島市・船越漁港の近くに鎮座します。

由来

社伝に曰く「後一条天皇寛仁三年(1019年)南蛮(刀伊)の海賊入寇し、若き男女を犯し且つ金穀を奪取す、因って当神社を勧請し、賊徒退散を祈願し、弓矢を奉納す。今に十二月十五日たずの弓に白羽の矢を宮座当番より各三組を作り奉納す。これその前例に因るものなり。」とある。住吉は浦(久家地区)の南の海岸沿いに鎮座したが、江戸後期文政六年(1823年)現在地へ遷座される。神宝に石玉ありといわれており、御神体を納めた箱の蓋に「享保壬子十七年(1732年)二月八日八大竜王磯取揚」との書があり、竜王宮、現綿積神社(船越竜王崎鎮座)前の磯から取上げ、納められたことがわかる。この御神体(神宝)のことは夙(つと)に世に知られ、江戸時代後期の福岡藩の著名な国学者、青柳種信の「筑前国続風土記拾遺」にも「色浅青にして形西瓜の如し。水に浸せば、光沢ありて鑑むべし。」との記載がある。
一説には漁夫が平戸の海中に光るものを見つけ、珍しきものなりと持ち帰ったものともいう。(「同付録」福岡藩士加藤一純著)。神社名は「生松」と「老松」を交互によく変わっており、老松神社の扁額も幣殿に掲げてある。生松天神社→老松天神社→老松神社→生松天神社→老松神社→生松天神社(現在)・・変遷の理由は不明

散策


右側に見える駐車場に車を停めて,一の鳥居から進みます。駐車場ば出入口が狭いので気をつけてください。


注連柱の先に石段が続いています。その奥が拝殿です。


石段を登ると手水舎がありますが,見過ごして参拝後に気が付きました^^;


拝殿前の狛犬様。天保13年に奉納されたものです。


拝殿と本殿。拝殿は扉が開放されており,お賽銭箱がある他,御守りも販売されています。


拝殿の中の様子。氏子さん達によって大切に管理されているようです。


境内には金刀比羅宮があります。総本社は香川県。御祭神は大物主神,崇徳天皇です。


拝殿の中の様子。扁額の「金刀比羅宮」の文字が煌びやかでした!


稲荷神社(総本社・伏見稲荷大社(京都))も祀られています。御祭神は稲荷大神です。


以前使われていたものと思われます。


こちらは猿田彦大神。陰陽石が合わせ祀られています。


こちらは秋葉神社。鎮火・防火の神として知られています。

御祭神

菅原道真

所在地

福岡県糸島市志摩久家2813