宇部の守り神として「琴崎さん」と親しまれ,初詣や宮参りなど年間を通して多くの人で賑わいます。御守りの種類が800種類以上あり,交通安全,安産育児,縁結びなどに御利益があるといわれます。
由来
貞観元年(859年),行教が宇佐から石清水へ八幡神を勧請する途中,宇部郷琴芝の浦に行宮が設けられ,その跡地に村人が八幡神の分霊を祀ったのが起源とされています。天授3年(1377年),神託により現在地の琴崎に遷座し,歴代領主の厚東氏・大内氏・毛利氏らの崇敬を受けました。明治6年に郷社に列し,昭和10年には伊勢神宮の御用材を使用した壮麗なる現社殿が新築され,境内外も整備拡張されました。昭和13年縣社に列せられましたが,戦後,社格制度廃止に伴い,それに代わるものとして特別な神社が別表に掲げられて別表神社と位置付けられ,昭和41年に別表神社に昇格されています。
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散策
一の鳥居。看板も大きかったので,すぐ分かりました。
昭和13年の縣社昇格を祈念し,昭和14年に建立された「琴崎八幡宮碑」
整備された石段を登っていきます。
登った辺りに狛犬様がおられました!珍しいなぁ。
参道途中の狛犬様。(失礼ですが)表情が面白いです。
手水舎で身を清めます。この日は「春季祖霊祭」の案内板が出されていました。
「文政8年」(1825年)と書かれた鳥居。古いですね~。
こんな狛犬様もおられました。
拝殿と本殿に加えて幣殿もありました。重厚感がある造りの漆黒の社殿。見事でした。
拝殿入口にはたくさんの樽が積まれています。今思えば中に入ればよかった^^;
青銅製の狛犬様。こちらはマッチョでとても厳しそう…^^;
境内には案内図があるので,場所や名前が分かりやすかったです。
島根県の静間神社から勧請された琴崎薬神社。御祭神は大己貴神,少彦名神で諸病除神,医薬の神とされています。
木の周りを男性は左回り,女性は右に回り願掛けすると良き縁に巡りあえるとされ,恋人同士が左右から周りはじめ出会った所で誓いを立てると永遠の愛が約束されるそうです^^
社務所にはたくさんの御守りがあり,数としては日本一らしいです。いろいろ珍しい種類の御守りがあったので,どれを買おうかと相当悩みました^^;
御祭神と由緒が詳しく記されています。
御朱印
御祭神
品陀和気命(応神天皇)
気長足比女命(神功皇后)
足仲津比古命(仲哀天皇)
宗像三女神
所在地
山口県宇部市上宇部大小路571