松本城の北側に鎮座する松本城主ゆかりの神社。地元の人々からは、昭和の改称前の五社(ごしゃ)と称され、親しまれています。
由来
前身は、縁結びおよび郷土発展の神として信仰を集めた暘谷大神社である。暘谷大神社は松本城主松平康長と松姫の子の虎松(孫六郎永兼)を祀る社として知られていたが、寛政9年(1797年)、今宮八幡宮(戸田氏の先祖戸田宗光)、片宮八幡宮(戸田氏以前の三河国田原領主一色義遠)を勧請して合祀、天保2年(1831年)には更に共武大神社(松平康長)、淑慎大神社(松姫)と合祀し五社とし、1953年の若宮八幡宮(松本城の前身深志城の築城者島立貞永)との合祀を期に名称を「松本神社」と改めた。
散策
松本城に行く途中に発見!立ち寄ってみました。
おおっ!立派な社号標
境内に入ったところ。すっきりしています。
手水舎も瓦の屋根がありました^^
拝殿にかかっている幕の三つ葉葵は、戸田氏(松本城主16年間)の家紋です。
松本神社の扁額。立派です!
拝殿の中の様子。畳の造りなんですね。
本殿は小ぶりで2つに分かれていました。
近くにあった由緒書き。御祭神は武将さん達でした。
獅子的な感じの狛犬様
境内左側に鎮座する若宮八幡社。松本城の開祖、島立右近貞永(八幡)を祀っています。
御神木の大欅は境内の外、道路の中央分離帯上にあります。危ないので撮影は断念^^;
松本城下町湧水群の一つである松本神社前井戸があり、暘谷水神が祀られています。
井戸湧水に伴って、平成22年3月に勧請したそうです。最近なんですね。
御祭神
松平康長
松平永兼
一色義遠
戸田宗光
松姫
島立貞永
所在地
長野県松本市丸の内10-37