糟屋郡須恵町を南北に通る県道35号線そばにあり,須恵エリアの産土神として知られる歴史深い社です。
由来
1084年(応徳2年),竈門神社の荘園八十庄の北境,今の古宮地蔵堂の位置に勧請されたのが始まりと伝えられ,江戸時代には既に現在地に移転し,旧社には古宮の地名も生まれました。明治時代に本社の竈門神社と一緒に「竈門神社」となり,その後「宝満宮」と改称されたそうです。
散策
鳥居から石段の参道を登っていきます。
石灯籠と狛犬様が一対に置かれています。
厳しそうな狛犬様
手水舎。蛇口をひねっても水が出ませんでした。
拝殿に筥崎宮と同じ「敵国降伏」の扁額がありました。関係あるのでしょうか。
拝殿の中の様子
味がある狛犬様がおられました。
黒田藩主忠之公が若杉山の山林の一部を寄附された記念に境内に植樹された槇は「殿様槇」と呼ばれています。
参道には石灯籠が多数並んでいます。中には江戸時代のものも。
御祭神
玉依姫命
太祖権現
志賀大明神
菅原神
須賀大神
所在地
福岡県糟屋郡須恵町須恵704