沖縄県宮古島市に1590年に建立された国内最南端の神社で、熊野三神と豊見親三神をお祀りしています。
由来
1590年(天正18年)、平良大首里大屋子が海難に遭って漂流したが8年後に帰島できたことを神に感謝し、沖縄本島の「波上宮」より熊野三神を勧請し、宮古権現堂が建立されました。1925年(大正14年)に豊見親二柱(與那覇恵源命及び仲宗根玄雅命)を祭る町社・宮古神社が創建され、1611年(慶長16年)、琉球王府が瓦葺の社を造営し、これを「宮古熊野三所大権現」としました。
1941年(昭和16年)、紀元二千六百年記念事業として、宮古権現堂を宮古神社に改称、町社・宮古神社を合わせて、1944年(昭和19年)に新・宮古神社へ遷座が行われました。1956年(昭和31年)、目黒盛定政命を増祀し、1980年(昭和55年)、老朽化した本殿、拝殿を再興し、さらに、2010年(平成22年) 現在の境内地に再建されました。
★ 公式ホームページ
散策
天を仰ぐ狛犬様。比較的最近のものみたい。
立派な鳥居から石段を登っていきます。
上がった所に木製の鳥居があります。
宮古神社の扁額。緑色の文字、初めてかも~。
近くにあった社号標。宮古総鎮守かー。由緒ある神社なんですね。
手水舎は蛇口をひねるタイプでした。
お!これは龍柱かな。珍しいですね!
琉球赤瓦が使用されている拝殿。南国感が出ています^^
拝殿の中の様子。結構広かったです。
流造りの本殿
拝殿前の狛犬様。シーサー風ですね^^
沖縄県で桜といえばこの寒緋桜(カンヒザクラ:別名ヒカンザクラ(緋寒桜))を指します。
「宮古熊野三所大権現鎮斎之地」と書かれた石碑。古そう…^^;
近くに解説がありました。ふむふむ。那覇市の波上宮から勧請されたんですね。
ガラス張りの由緒書き。木目に黒文字で見やすかったです^^
御朱印
御祭神
熊野三神
・伊弉冉大神(いざなみのおおかみ)
・速玉男之神(はやたまおのかみ)
・事解男之神(ことさかおのかみ)
豊見親三神
・與那覇恵源命(よなはけいげんのみこと)
・目黒盛定政命(めぐろもりていせいのみこと)
・仲宗根玄雅命(なかそねげんがのみこと)
所在地
沖縄県宮古島市平良字西里5-1