福岡市中央区のバス通りに面する若宮神社。延宝6年(1678年),社殿や周辺の家々は火事の延焼を免れたことから,火難,水難,厄除けの神様としても知られています。
由来
聖武天皇の時代(724~749年)太宰府や鴻臚館に向かう海外使節の船舶の港として開けていた萬町(今の舞鶴一丁目附近)に海上安全と土地の守り神として若宮神社はお祀りされたと伝えられています。その後,施薬院があった薬院町にお遷りになり,さらに正徳三年(1713年)社殿を現在地に建立しました。当時は境内に真言宗仁和寺の末寺として施薬山延寿寺正全院がありましたが,明治初めに廃寺となっています。明治5年(1872年)村社に指定。昭和28年(1953年)宗教法人若宮神社となりました。
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散策
バス通りから見た鳥居と社号標
バス通りから由緒書きを見ることができます。
手水舎の中央に珍しいものがありました!
子安貝なんだそうです。
鮮やかな朱色の神門
神門の手前に少し大きめの狛犬様がおられます。文久3年(1863年)奉納です。
拝殿の前の狛犬様。文化8年(1811年)に奉納されています。
この角度の社殿がお気に入りです^^
拝殿の中の様子
社殿は敷地いっぱいに建てられています。
神門にあしらわれていた桃!珍しいですね~!
御神木でしょうか。苔と相まっていい感じです。
御祭神
豊玉姫命
所在地
福岡市中央区今泉1-19-17