全国に約2200社近くある住吉神社の中で一番古く,古書にも記載された住吉本社は,大阪,下関の住吉神社とあわせて日本三大住吉とされています。現在の本殿は1623年(元和9年)の黒田長政の再建によるもので国指定の重要文化財です。
由来
天神と博多駅の2大繁華街の中間でキャナルシティにもほど近い場所に鎮座しています。筑前國一之宮である住吉神社の起源は古く,1800年以上も前にまで遡ると言われています。
伊弉諾尊が黄泉国から帰ってきた後,禊を行った「筑紫の日向の橘の小戸の檍原」の故地に当たり,その際に現れたのが祭神の底筒男命,中筒男命,表筒男命の住吉三神だそうです。天照皇大神,神功皇后とあわせて、住吉五所大神とも呼ばれています。
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散策
笠木(一番上の長い部分の上段)と島木(その下段)に「反り増し」があるのが明神鳥居です。貫(二番目の部分)と島木の中間には神社の名前を記した社号額があります。
古そうな鳥居をくぐって,左側にある手水舎で心身を清めます。
朱色で映える本殿南側の唐門は江戸時代後期の建造と考えられ,近世社寺建築として価値の高い文化財です。
唐門に掲げられた「住吉宮」の扁額。なかなか趣がありますね~。
明治44年に奉納された狛犬様。頭に1本の角があるのが特徴です。
見てください。綺麗な住吉造り。本殿は25年ごとに弐年造替を行い,近年では平成21年から22年にかけて檜皮屋根の葺き替えや壁面の塗り替えを行ったそうです。
拝殿の中の様子。御祭神までかなり遠いです。素人の私でも何かいらっしゃる的な雰囲気を感じます。
クロマツの緑色と社殿の朱色が映えます。
凛としたお姿でとても厳しそうな狛犬様ですが,かっこいいです。
昔から相撲と縁が深く,横綱奉納土俵入りが日本相撲協会の公式行事認定記念に建立された古代力士像。迫力がある手のヒラからパワーをいただけます。
境内にはたくさん摂社・末社が鎮座し,写真中央に金運があがるとされる小判が置かれています。ぜひ触ってみてください^^
境内にある荒熊白鬚稲荷神社。社殿改築の芳名板には私の名前も刻まれています^^
その小判は社務所で購入できます。財布にも入るサイズですので,持ち歩くと金運アップ間違いなしです!
大祓式に行ってきました。
雨の中で行われた式典の様子
境内にある三日恵比須神社
触れると御利益があります。顔は家内安全,腹は病気退散,鯛は金運,腕は技能向上です。
御朱印
御祭神
底筒男神
中筒男神
表筒男神
天照皇大神
神功皇后
所在地
福岡市博多区住吉3-1-51