天孫降臨の時、高千穂の峯に道案内を勤めた猿田彦大神とその子孫をお祀りする「みちひらきの神」として、家業繁栄、交通安全等に信仰が厚く慕われています。
由来
創建は不明。日本神話によれば、猿田彦神はニニギの天降りの先導を終えた後、伊勢の五十鈴川の川上に鎮まった。『倭姫命世記』によれば、その子孫の大田命は天照大神を祀る地として倭姫命に五十鈴川川上の地を献上した。大田命の子孫は宇治土公(うじのつちぎみ)と称し、神宮に玉串大内人として代々奉職したが、その宇治土公が邸宅内の屋敷神として祖神の猿田彦を祀っていた。明治時代に入り、神官の世襲が廃止されることになって、屋敷神を改めて神社としたのが猿田彦神社である。
★ 公式ホームページ
散策
入口付近の社号標と狛犬様。猿田彦神社の書体、かっこいい!
正面から見ても、木があって大鳥居が撮影できません。う~ん。
この角度から分かりますね^^ 大鳥居、手水舎の柱などすべて八角。八角は方位を意味し、方位除の御神徳を仰ぐそうです。
筋肉隆々の狛犬様♪
手水舎の柱も八角。ん?シールがいろいろ貼られてますね~^^;
たくさんの参拝客で賑わっていました。はるばる沖縄から来てよかった(^^♪
御本殿は二重破風で妻入造り(=通称:さだひこ造り)で厳かな空気が全身を包み込んでくれます。祝詞殿は優雅な平安時代をしのぶ寝殿造り。神紋は五瓜梅鉢です。
本殿の前に干支が刻まれた古殿地(こでんち)と呼ばれる石柱があり、自分に関わりのある方位を触ると御利益があると言われています。昔の神殿跡です。
境内にある佐瑠女神社(さるめじんじゃ)は猿田彦大神の妻である天鈿女命が御祭神。芸能の神様として知られています。
宝船のような舟形石に富を象徴する白蛇がのっためでたい石で「たから石」と呼ばれます。
案内図によると、境内裏側に「御神田」なるものがあります。行ってみよう!
「おみた」と読みます。毎年5月5日に豊作を祈って早苗を植える三重県無形文化財指定の「御田祭」が行われるそうです。
境内にある由緒書き
御朱印
御祭神
猿田彦大神
大田命
所在地
三重県伊勢市宇治鎌田2-1-10