光雲神社


福岡県内で唯一「日本さくら名所100選」に選ばれている桜の名所の西公園は,福岡市の3大花見の場所として有名で毎年春には多くの花見客が訪れます。坂道の参道を抜けると「光雲神社」の本殿があります。

由来

明和6年(1766年),6代目福岡藩主の黒田継高が初代筑前福岡藩主・黒田長政(興雲院殿)を「武威円徳聖照権現」として祀ったことに始まります。その際,筑前福岡藩祖・黒田孝高(龍光院殿、如水)を「水鏡権現」として合祀しました。明治42年(1909年)に現在地に再移転,遷座したこの地は元々,2代福岡藩主・黒田忠之が建立した荒戸山東照宮(徳川家康を祀る東照宮を分祀したもの)がありましたが,福岡大空襲で社殿や黒田家所縁の文書や刀剣,御宝物等が焼失しました。現在の社殿は昭和41年(1966年)にコンクリート作りで再建されました。

散策


光雲神社の名前は,黒田孝高と黒田長政の2人の法名(龍光院殿(如水)、興雲院殿(長政))から一字ずつ取って名付けられました。


黒田長政が愛用したといわれる水牛の兜の像。幸運のアイテムです。


福岡藩士で黒田二十四騎の一人・母里友信(太兵衛)(ぼりたへえ)の銅像もあります。「酒は呑め呑め」の黒田節で有名で,右手に名槍日本号を持っています。


銅像下部には母里をモデルとした民謡「黒田節」の歌詞が刻まれています。


後ろ向きの狛犬様は初めて見ました!


拝殿の前でお賽銭を投げ入れて参拝すると鶴の声が流れます。


天井の謡い鶴は,雌雄の丹頂鶴の画で舞鶴の地名に因んで描かれたものです。


拝殿と本殿は頑丈なコンクリート造り


御祭神や由来が記された案内板

御祭神

水鏡権現(黒田孝高)

武威円徳聖照権現(黒田長政)

御朱印

所在地

福岡市中央区西公園13-1