河合神社


下鴨神社の第一摂社。御祭神は女性の守護神である玉依姫命が祀られており、古くから女性の美の神様として信仰され、安産・育児・縁結び・学業・長寿の神様とも言われています。

由来

起源は明確ではありませんが、河合神社は858年(天安2年)に下鴨川合神が従五位上を授けられたと記され、それ以前から祀られていたと言われています。女性の守護神で、日本第一の美麗神と言われる玉依姫命を祀っています。ちなみに玉依姫命は下鴨神社の東本殿にも祀られ、上賀茂神社の祭神・賀茂別雷命の母になります。また玉依姫命は初代・神武天皇の母ともされています。なお下鴨神社(賀茂御祖神社)は神武天皇の御代に御蔭山に祭神が降臨したとか、また崇神天皇7年(紀元前90年)に神社の瑞垣の修造の記録があり、その頃に創建されたとも言われています。

散策


下鴨神社の糺の森を入ってすぐ左側(西側)に色鮮やかな鳥居が建っています。


境内の案内板。御祭神の玉依姫命は、神武天皇のご母神なんですね。


手水舎で心身を清めましょう!


延宝7年(1699年)に修造したとされる「神門」から入っていきます。


妻入入母屋造の舞殿風の「拝殿」。囲うように吊り下げられている吊り灯籠がキレイです。


左側はサッカーの神様とされる摂社・壬部社(とうべのやしろ)、中央は同じく摂社・貴布禰神社。右側は延宝7年(1679年)式年遷宮の際の建築とされる本殿です。


河合神社の絵馬は、日本古来の柄鏡の形をしている珍しい「鏡絵馬」。女性に大人気の神社で多くの参拝客に訪れたことが分かります。


絵馬を書くための「鏡絵馬お化粧室」があります。書いている人いますね~。


境内左側にある「六社」(むつのやしろ)。以前はそれぞれ祀られていましたが、江戸時代の式年遷宮以来一棟になりました。


お社の名前と御祭神はこのとおり。九州ではお見かけしない神様がいらっしゃいました^^;

御朱印

御祭神

玉依姫命

所在地

京都市左京区下鴨泉川町59