鏡山の西側麓に鎮座し,古来より松浦地方(現在の糸島~長崎)の総社として尊崇され、また,源氏物語に「松浦なる鏡の神」と詠われ,今も松浦地方の鎮守神として親しまれています。
由来
一の宮の建立は仲哀天皇9年(西暦200年頃)。社伝では,三韓征伐の際,神功皇后が鏡山山頂に戦勝を祈願して鏡を納めたが,その後この鏡が霊光を発したことから,それを聞いた神功皇后が自らの生霊を鏡に込めて祀ったのに始まると伝えます。また,三韓征伐の帰途,神功皇后は当地で陣痛に襲われたが,里人が差し出した湧き水を飲むと陣痛が治まり,宇美の地にて無事に応神天皇を産んだという。このことから安産の霊験もあるとされます。
藤原広嗣の乱により藤原広嗣が当地で処刑された10年後の天平勝宝2年(750年),肥前国司に左遷された吉備真備により,広嗣を祀る二ノ宮が創建されました。広嗣処刑の後,玄昉が筑紫に左遷されそこで歿したことから,広嗣の怨霊を慰めるためといわれています。
★ 公式ホームページ
散策
駐車場付近の案内板。「源氏物語ゆかりの地」の文字が興味をそそります。
白い大きな一の鳥居。境内は結構広いです。
社殿が見えてきました。二の鳥居の両側に由緒書きと案内図があります。
「一の宮」と「二の宮」の2つのお社があるようです。
「子育て狛犬」って珍しいですね~。
龍神手水舎は左手に雄龍(力水)、右手に雌龍(寶水)があり,それぞれの口から出る水は御聖水として御利益が得られます。
玉にもたれかかった狛犬様もおられました。かわいい^^
古来,一の宮は鏡宮・松浦宮・松浦明神・鏡明神・御香宮などと呼ばれていました。
拝殿の中の様子。見た目以上に中は広かったです。
二の宮は鏡尊廟宮・松浦廟宮・板櫃社・板櫃明神・御霊社などと呼ばれていました。
御神木は,御祭神である神功皇后が応神天皇を出産された御神徳を受け,子宝・安産・夫婦円満の御利益があるとされています。
源氏物語第22帖「玉鬘」に鏡神社が物語の舞台となりました。「松浦なる鏡の神」は紫式部集にも出てきます。
その源氏物語は絵馬にも描かれています。
社務所右側に「宝物展示場」があり,見物したいと声をかけると開場してもらえます。無料です。
中央奥にあるのが,1391年に寄進された国指定重要文化財の「絹本着色楊柳観音菩薩」。その他の展示物も見応えあります!
御祭神
息長足姫命
藤原広嗣
楊柳観音菩薩
所在地
佐賀県唐津市鏡1827