福岡県朝倉市山田の筑後川中流を見下ろす丘陵地に鎮座します。恵蘇八幡宮は中世において広大な神領を有し,上座郡の惣社として人々の信仰を集めました。
由来
斉明天皇は,661年(斉明7年)朝鮮百済救済のため,朝倉市に皇居と大本営を遷され,中大兄皇子(天智天皇)は国家の安泰と皇軍の武運長久を祈願し,宇佐神宮より応神天皇の御霊を勧請し建立されました。その後,673年(天武2年)天武天皇の勅命により斉明天皇・天智天皇を合わせて祀り,恵蘇八幡三柱大神と名付けられました。昔は朝倉郡甘木市を含む総社でしたが,現在は朝倉地域の総社氏神となっています。
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散策
鳥居付近。進むと石段が続いています。
石段の途中。注連標の奥に社殿があります。
蛇口をひねるタイプの手水舎
拝殿の中の様子
拝殿前の狛犬様。濠が深くてかっこいい!
本殿は1772年,拝殿は1807年に改造されたそうです。
拝殿に彫られているのは獅子?でしょうか。
境内右側から展望台や御陵山(斉明天皇藁葬地)に行くことができます。
筑後川が見渡せます。風が心地よくて気持ちいい~!
天智天皇が作って人に時間を知らせたという水時計
境内には県指定天然記念物の大楠もあります。
御祭神
応神天皇
斉明天皇
天智天皇
所在地
福岡県朝倉市山田166