諏訪大社(下社春宮)


諏訪大社は長野県の諏訪湖周辺に4か所の境内地をもつ神社。信濃國一之宮で全国各地にある諏訪神社の総本社であり、国内にある最も古い神社の一つとされています。

由来

諏訪大社が歴史に現れる最古の記録は692年に持統天皇が勅使を派遣したという日本書紀のものです。その鎮座のあらましですが、日本最古の伝承集「古事記」によると、大国主命が天照大神へ国を献上するのに反対した建御名方神が、天照大神が差し向けた建御雷神と力比べをして敗れ、この地にとどまったのが始まりと伝えられています。

ここ下諏訪には下社の2宮(春宮・秋宮)がありますが、最初に鎮座したのは春宮とされています。その後建て替えが計画された際、高島藩より両社に同じ図面が与えられたため、ほぼ同時期にほぼ同じ構造を持つ社殿が諏訪地方の2つの異なる流派の宮大工集団によって建てられ、両宮は彫刻で技が競われたとされています。また、半年に一度、8月1日に春宮から秋宮へ、2月1日には秋宮から春宮へ神様を遷す神事、遷座祭が行われますが、これは全国的にもとても珍しいことです。

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散策


近くにあった手水舎で心身を清め、万治2年(1659年)建立と推定される大鳥居から中に入ります。


緩やかな坂の先に社殿が見えています。


秋宮同様、こちらの狛犬様も立派ですね!


神楽を奉納する神楽殿。最近では昭和11年に大改修がされています。


木造でしっかり奥行きがある造りとなっています。


春宮の拝殿・左右片拝殿も秋宮と同じく、国の重要文化財に指定されています。1780年に建てられました。


寅年と申年の7年に一度行われる御柱祭で社殿の四隅に建てられる御柱(おんばしら)。これは一の柱です。


左側に若宮社、右側に上諏訪社が鎮座します。


結びの杉。先で2股に分かれていますが、根元で1つになっていることから、縁結びの杉と言われています。


こちらは子安社。御祭神は高志沼河比賣神です。


筒粥殿。毎年1月14日の夜から15日の朝にかけて葦の筒、米、小豆の粥を入れて炊き込み、葦筒44本のうち43本は作物の吉凶を、残りの1本は世の中を占います。


周囲のおすすめ散策コースだって。近くにある浮島社に向かいます。


川沿いにある鳥居。近くで高校生が水遊びしてました^^;


浮島社。どんな大水にも決して流されないことから七不思議の一つとなっています。

御朱印

御祭神

八坂刀売神(やさかとめのかみ)

所在地

長野県諏訪郡下諏訪町大門193