八幡朝見神社


大分県別府市に鎮座します。萬太郎清水、夫婦杉があり,別府の総鎮守として市民から親しまれています。

由来

建久7年(1196年)、豊前・豊後の守護職として入国した大友能直が鎌倉・鶴岡八幡宮の分霊を勧請して創建したのが始まり。創建当時は龍ヶ岡(現・乙原)に鎮座していたが、鶴見岳の噴火で社地が崩壊した為、貞和4年(1348年)に現在地へ遷座しました。古代より速見の地に温泉があることは広く知られており、豊後国風土記や万葉集や伊予国風土記の逸文などに温泉に関する記述が見られます。江戸時代に別府の総鎮守となり、門前町の浜脇温泉、そして別府温泉も温泉番付の上位に名を連ねるほどに栄えたといいます。 第二次大戦後、別府温泉の鎮守神である温泉神社を合祀。朝見という地名は熱海という読みが変化したものです。

★ 公式ホームページ

散策


駐車場近くの社号標。横にあるのは手水舎かな。よく分かりませんでした。


鳥居から参道を進んでいきます。


ここ数日の筋肉痛で石段を登るのがつらかったー!


口が欠けた狛犬様がおられました。


きれいな手水舎だなーと見ていたら,「御神水 萬太郎清水」と書かれていました。


親孝行の息子が不治の病にかかっている父親にこの水を飲ませたところ,全快したという伝説があり,名水としても有名とのこと。


1922年に改築された拝殿。銅板葺で唐破風付き入母屋造りです。


拝殿の中の様子


流造りの本殿。境内で何かを燃やしてあったため,煙が充満してました。


本殿の横には多賀神社,福来稲荷神社などの境内社が鎮座します。


正面から境内に入る場合はこちらを通ることになります。写真は二の鳥居


直進すると三の鳥居があり,その奥に2本の杉が見えてきます。


「夫婦杉」の下を一緒に通ると結ばれるという言い伝えから,カップルのデートスポットとしても人気です。「門杉」とも言われます。


1934年に奉納された砲弾。珍しいですね~!


樹齢1000年余りと推定される御神木の大楠。高さ30m・幹の太さが11mと全国でも有数の大木です。

御朱印

御祭神

誉田別命(応神天皇)

気長足姫命(神功皇后)

足仲彦命(仲哀天皇)

大鷦鷯尊(仁徳天皇)

所在地

大分県別府市朝見二丁目15-19