県道60号線沿いの白い大鳥居が目印の「椿八幡宮」は,江戸時代には椿村の産土神,周辺十ヵ村の惣社として篤い崇敬を受けました。
由来
宇多天皇の時代,897年(寛平9年)に勅令によって大宰府政庁が社殿を創建したとされています。御祭神は宇佐神宮から勧請されたと伝えられ,宇佐弥勒寺領の荘園である椿荘の鎮守でした。神功皇后が新羅,百済,高句麗よりの帰途この地に立ち寄られ,その折り堅い木で作られた御剣(みつるぎ)の鍔を奉納され,日本の平和と繁栄を祈願された所と伝えられており,これが「ツバキ」(椿)の地名の由来といわれています。
散策
参道入口の鳥居付近。緑で覆われています。
上空を見上げる狛犬様がおられました。
参道を進んで行くと,さらに石段が続きます。
由来や御祭神を記した案内板があります。
手水舎
拝殿と本殿の周囲は囲まれています。右隣に摂社がありました。
拝殿には昔の農耕の様子を描いた絵馬が多数奉納されています。
腰高の狛犬様。威圧感がありますねー。
こんな狛犬様もおられました。
本殿右に穂波町の名木(樹高:約20m,幹廻り:2.2m)の樅ノ木があります。
御祭神
品陀別命(應神天皇)
息長足姫命(神功皇后)
足仲彦命(仲哀天皇)
武内宿禰命
所在地
福岡県飯塚市椿352