平安時代中期の天文学者である安倍晴明公をお祀りする神社。近年は文芸,漫画,映画などを通じて晴明公の存在は広く知られ,全国にその崇敬者を集めるようになりました。
由来
創建は寛弘4年(1007年)。晴明公の偉業を讃えた一条天皇の命により,そのみたまを鎮めるために晴明公の屋敷跡である現在の場所に社殿が設けられました。古い資料によれば,創建当時の晴明神社は東は堀川通,西は黒門通,北は元誓願寺通,南は中立売通という広大なものであったとされています。応仁の乱の後,豊臣秀吉による都の造営や度重なる戦火によってその規模は縮小。古書,宝物なども散逸し,社殿も荒れたままの時代が続きました。その後,氏子が中心となって整備・改修が行われ,昭和25年(1950年)には多年の宿望であった堀川通に面する境内地が拡張されるなど,晴明公の御神徳を仰ぎ尊ぶ崇敬者の真心によって復興が進められました。
★ 公式ホームページ
散策
バス通りに面した一の鳥居。扁額には金色に輝く社紋「晴明桔梗」が掲げられています。五芒星とも呼ばれ,陰陽道に用いられる祈祷呪符のひとつです。
晴明神社の社号標。テレビで見たものと一緒^^
入口付近にあった由緒書き。思いっきり逆光でしたが,黒に金文字は見やすいですね~!
小さな道を挟んだ所にある二の鳥居。こちらには晴明社と書かれています。
ここにも社号標がありました。途中から入ってくる参拝客のためかな。五芒星が印象的!
ふと気づいたのですが,この柱には「四神門」と書かれています。上には神獣がいますね。
おーっ!かっこいい。後で分かったことですが,この四神門,電動で開閉するそうです。
晴明公の肖像画を元に作成された像。衣の下で印を結び,天体を観測しておられる様子をあらわしています。
五芒星の絵馬。願いがすべて叶いそうな気がしますね^^
社殿前にある厄除桃。古来,陰陽道では桃は魔除け・厄除けの果実とされ,自身の厄をこの桃に撫でつけて落とします。
拝殿から先の様子。この先に行けないのが残念^^;
壁には「顕彰板」と言われる晴明公の逸話を記したものがいくつも飾られています。
社務所で販売している御守りの数々。珍しい御守りがたくさんありました^^
晴明公が念力により涌出させた井戸がこの晴明井(せいめいい)。病気平癒の御利益があるとされていますが,現在はコロナで閉鎖中。やっと見つけたのに~。
こんなものを見つけました。他にもあります。見つけてみると楽しいですよ!
御朱印
御祭神
安倍晴明御霊神
所在地
京都市上京区晴明町806-1