沖縄県那覇市の奥武山公園内に鎮座する沖宮(おきのぐう)。琉球八社の一つとして天照大御神,伊弉諾尊をはじめとする熊野三神,弁財天様など多くの神様が祀られています。
由来
創建等は不明。1713年琉球王府発刊の「琉球王国由来記」によると15世紀中頃に那覇港内で不思議に輝くものを国王が首里城よりご覧になり,漁夫に命じて探らせると尋常ならざる古木を得たそうです。翌夜より水面が輝くことがなかったので,この地に宮社を建て古木をお祀りし,以後,国王始め一般の尊崇をあつめ,特に中国往来の進貢船や薩摩往来の貢船,、離島航路などの航海安全の祈願に尊信されたということです。沖宮は創建当時,現在の那覇港にありましたが,明治41年(1908年)に築港工事の為,琉球八社の一つ安里八幡宮の境内地隣域に遷座され,古式ゆかしい本殿は昭和13年(1938年)伊東忠太博士の推挙により国宝に指定されますが,第二次世界大戦により焼失。昭和36年(1961年)に通堂町へ仮遷座し,昭和50年(1975年)に奥武山公園内の現在地に移りました。
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散策
奥武山公園内に白い鳥居があり,ここから登っていきます。なかなか立派な鳥居でした!
あら。シーサー様かと思いきや,狛犬様がいらっしゃいました^^;
石段を登ると右側に手水舎があります。手作り感がいいですね^^
沖宮の由緒書き。御祭神は天照大御神。沖縄語では天受久女龍宮王とたたえられたそうです。
清めさせていただく時,めちゃ蒸し暑かったのでヒンヤリして気持ちよかった~。
拝殿前はシーサー様でした。ここでも沖縄を感じます。
拝殿に掲げられた沖宮の扁額。こちらもものすごく立派!
窓越しに拝殿の中を撮らせていただきました^^;
拝殿右側にある住吉神社。表筒王:天風龍大神,中筒王:天火龍大神,底筒王:天水龍大神が祀られています。
社務所の奥から天燈山御嶽に進みます。ピンクの提灯がキレイ!
鳥居が見えてきました。ここからさらに登ります。右側には末社・八坂神社があります。
石段がきつくて汗だくになりましたが,目的地までもう少し。頑張って登りましょう。
こちらは狛犬様かな?シーサー様かな?
やっと到着!これまで感じたことのない神秘的な雰囲気が漂う空間でした^^
頂上から那覇市街が一望できます。風が心地よかった~^^
御朱印
御祭神
(主祭神)
天受久女龍宮王御神(天照大御神)
天龍大御神
天久臣乙女王御神
熊野三神
所在地
那覇市奥武山町44