艮神社


艮(うしとら)とは風水陰陽学の方角による丑と寅との中間の北東の方角を指します。「時をかける少女」や「ふたり」のロケやアニメかみちゅに描かれている神社です。

由来

平安時代初期の大同元年(806年)の創建と伝えられ、古くは多氣遠宮・建遠神社と称し、素戔男命を祀る神社でしたが、吉備津彦命が天延3年(976年)に合祀され、鎌倉時代の初め1200年頃、幣多賀宮との二社合祭となりました。後に火災に遭い、文明7年(1475年)平盛祐が願主となって再建されました。文禄4年(1595年)本殿葺替、慶長16年(1611年)再興、寛文6年(1666年)本殿及び拝殿造営、文禄2年(1689年)葺替、宝永2年(1705年)本殿及び幣殿造立など度々社殿の造営があったことが棟札より分かります。

散策


千光寺にお参りした後、立ち寄りました。鳥居は萬治3年(1660年)設置されました。


鳥居に掲げられた扁額「艮宮」は、九条関白尚実が揮ごうしたものです。


氏子さん達が神輿を囲んで何やら話してました。人が通るところですよー。


境内を進むと石の橋が見えてきました。


手水舎におられた玄武様。初めて見ました!


石段付近にあった塞神社


千光寺からの流れで参拝客が次々に訪れます。


拝殿前の狛犬様。寛政12年(1801年)に設置された尾道市内最古の狛犬です。


広島県指定の天然記念物である大楠。樹齢900年と推定されています。


境内にロープが張られて立入禁止でした。「金山彦神社」には鍛匠の祖神などが祀られています。


境内には他にも摂社・末社が鎮座します。


千光寺ロープウェイ山麓駅の横にあるため、ロープウェイが頭上を通ります^^;

御朱印

御祭神

伊邪那岐神

天照大御神

素戔男命

吉備津彦命

所在地

広島県尾道市長江1丁目3-5