深志神社


長野県松本市深志に鎮座します。本来は建御名方命の方が主祭神ですが、天満宮の方が有名となり、深志天神・天神様と呼ばれるようになりました。

由来

暦応二年(1339)に諏訪明神(建御名方富命)を祀ったのが創建の始まりで、そのときは宮村大明神と称えられていました。永正元年(1504)深志城(松本城)築城にあたり、社殿を南面から西面に直し、城の辰巳方の守護神とされます。菅原道真公の奉斎は、応永九年(1402)小笠原長基公が京都の北野天満宮より井川城外鎌田の地に勧請しました。江戸時代も歴代藩主の崇敬を受け、松本城下の南半分の商人町の総氏神ともなりました。天保十二年(1841)に深志神社と公称する。

★ 公式ホームページ

散策


一の鳥居は石造の明神鳥居。扁額はなく、額塚が入っています。


深志神社の社号標。かっこいい!


「深志神社」の篇額は天保12年(1841)に正式名称として許可された時、神祇道管領長上卜部良芳の揮毫で、由緒あるものです。


立川流の彫刻と極彩色に施された手水舎。ものすごく精巧な造りに驚きました。


こちらは境内図。楽しみです(^^♪


神楽殿は寛文12(1672)年に建立され改修が重ねられ、この神社で最古の建物です。元々は拝殿で優美な姿はそのままに瓦から銅版に葺き替えられました。


由緒書き。菅原道真公は後から祀られるようになったですね~。


さすが!道真公にちなんで牛様がおられます^^


幣殿を伴う拝殿は入母屋造極彩色銅版葺。平成14年に本殿と同じく改修されました。


正面には伏見宮貞愛親王御親筆の社号額(明治30年)が掲げられています。


拝殿前の狛犬様。かなり個性的^^;


御朱印帳の絵柄にもなっている十一歳の菅原道真公の御像


本殿(天満宮、宮村宮)両殿とも一間社流造極彩色銅版葺で明治8年の建替です。平成14年に改修されました。


境内には市神社(御祭神:太市姫神、塩土之老翁、事代主神)が鎮座します。


金山神社(御祭神:石凝姥命、金山彦命、天目一命)。鐵工・金属業の守護神


愛染神社(御祭神:草野姫命)。染物業の守護神

御朱印

御祭神

建御名方命

菅原道真公

所在地

長野県松本市深志3丁目7-43