足切神社


御祭神の級長津二柱(風の神,水の神)を祀る神社は極めて少なく,風の力で諸々の禍事を吹き祓い,水の力ですべてを祓い清める御神徳があります。

由来

足切神社の創建は,神社伝来の公富楽(雨乞いの楽)祭文に依ると,1300余年前,赤熊発祥と時を同じくして居ります。 松尾山文書には足切社は足切荘の大社にして足切大明神として,崇敬されたとあり,足切荘は足切郷とも云い,上毛郡4郷(横武郷,足切郷,岩屋郷,吉富郷)の一つで現在の赤熊,清水町,吉木,久松恒富,子犬丸,市丸,堀立,梶屋にあたります。また,豊前の風土記には足切荘は始めは足切郷と称し,奈良時代に和気清麻呂公が勅使として宇佐八幡宮へ下向の途路,今の清水町で休憩のとき,土地の人が清麻呂公の心中と病をあわれんで「此の地に真名井という清水あり」と告げたとあり,清麻呂公その水に入り足を洗うと忽ち効き目あり病癒えたとあります。これにより郷名を足切洗郷というようになり,その後,足切荘となりました。平成12年に池田神社から足切神社に改称しました。

散策


道路から見たところに鳥居と狛犬様がおられます。正面に拝殿が見えています。


天を仰いでいる狛犬様。表情が見えません^^;


反対側を見ると鳥居がありました。先ほどのは二の鳥居でした。


境内に入ると中は結構広かったです。


左側にある手水舎


近づくといきなり水が出てきてビックリ!感知するタイプのようです。


注連縄が飾られた拝殿の奥には本殿が見えています。


足切神社の扁額


本殿は総けやき造りで壇を70cm高く築き,さらに高さ1mほどの石垣の上にひさしを長く伸ばした流造りで四面は細かな繊細な彫刻で飾られています。


境内にある豊受宮


境内にはいくつか招霊木(おがたまのき)がありました。


進むとさらに大きい招霊木がありました。奥には稲荷社が鎮座します。


境内にある由緒書き

御祭神

級長津彦神

級長津比売神

罔象女神

所在地

福岡県豊前市大字赤熊字足切791