福岡県糟屋郡宇美町に鎮座します。應神天皇御降誕の地として,また安産の御利益高い神社として信仰を集めています。
由来
宇美八幡宮は,第15代応神天皇御降誕の聖地として「古事記」や「日本書紀」にも記されています。神功皇后が三韓征伐より帰還され,応神天皇を安産にてお産みになられた地を宇瀰(うみ)、その後、宇美と称されました。八幡大神御降誕の聖地として,敏達天皇の御宇(西暦570年頃)に創建され,先ず神功皇后と應神天皇の母子神をお祀りされました。安産・育児の守護神,「子安大神(こやすのおおかみ)」とも呼ばれています。
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散策
正面から見た鳥居付近。道路に面していますので,撮影する時は車に引かれないように気をつけてください。
応神天皇を出産した地とされるだけに境内にはお産にまつわるものが多数あります。そのため,応神天皇より神功皇后を祀っている印象です。
宇美八幡宮の社号標。大きいので道路からはっきり見えます。立派ですね!
高い位置におられる狛犬様。腕から毛が生えています!
神功皇后の出産が近いと知った里人が餅を献上したところ出産された伝承から,安産を願い祝う餅として「子安餅」と呼ばれています。
境内を進んでいくと立派な神門にたどり着きます。奥には拝殿・本殿があります。
こういう狛犬様もおられます。個性的なお姿ですね~!
前回の屋根葺き替えから30年余年経過し,老朽化した本殿。寄付が呼びかけられています。
拝殿の中の様子。お宮参りを中心として多くの祈願が行われています。
「湯蓋の森」の大樟は巨大なことから「森」と呼ばれています。樹齢2000年以上とも推定される国指定天然記念物です。
こちらは「衣掛の森」。物凄い生命力を感じました!
安産祈願を終えた妊婦の方が石を1つ持ち帰り,出産後,我が子の名と性別を記した別の石とともに返納します。筑前國続風土記に記されている古い慣わしです。
さすがは宇美八幡宮。絵馬の絵がとてもかわいかったです^^
境内の奥から奥宮「御胞衣ヶ浦」に行くことができます。徒歩5分,頑張りましょう。
住宅街を抜けた高台に鳥居が見えてきます。
奥宮に到着しました。周囲の木々と相まって神秘的な雰囲気がします。
令和2年5月に参拝した時には建て替えられていました。
御朱印
御祭神
応神天皇
神功皇后
玉依姫命
住吉大神
伊弉諾尊
所在地
福岡県糟屋郡宇美町宇美1-1-1