若宮八幡社


慶長15年(1610年)徳川家康が名古屋の総鎮守とした若宮八幡社。毎年5月に行われる例祭は若宮まつりと呼ばれ、名古屋の三大祭りの一つとして三百年の歴史があり有名です。

由来

社伝によると、文武天皇の時代に那古野庄今市場に創建されたと伝えられております。901年~923年(延喜年間)に再興し1532年(天文元年)3月11日織田信秀が那古野城を攻めた際焼失しましたが、1539年(天文8年)に再建されました。その後、秀吉公より社領二百石の寄進を受け、1610年(慶長15年)家康公が名古屋城築城に際し現在の地に遷座し、武神の神・外敵防護・領内鎮護の神として、武将の厚い信仰を受け、尾張藩二代藩主徳川光友は1664年(寛文4年)に社殿をはじめその他の造営を行い、社僧を廃し例祭の興隆に努め、その後代々の藩主の崇敬篤く、1689年(元禄2年)正月神領百石が寄進され、営繕は明治維新まで藩主により行われました。1877年(明治10年)県社に昇格し、1945年(昭和20年)空襲により焼失しましたが、氏子崇敬者の熱意により1957年(昭和32年)復旧造営しました。1971年(昭和46年)別表神社に列しました。

★ 公式ホームページ

散策


参拝した日に「風鈴まつり」が行われていました。風鈴の音って癒されますよね!


おおっ!立派な社号標。きちんと「名古屋總鎮守」と書いてあります。


今にも飛び掛かってきそうな狛犬様。迫力あるな~。


手水舎で心身を清めます。柄杓が置かれています。


拝殿の中の様子。きちんと整理されていました。きれーい^^


本殿は標準的な流造り。重厚感がある雰囲気なかなか好きです。


拝殿の前に木彫りの虎がいました。すごい!一木彫りかな?


おみくじ結びがハート型とは。かわいいですね。


井戸の水を汲んでかけると文字が浮き出る「水みくじ」。楽しそう^^


境内にある恵美須神社


右から香良洲社、日吉社、熊野社、天神社、秋葉社が合祀されています。香良洲社は初めて聞くかも。


神御衣神社(みころもじんじゃ)の「神結び願いの緒」は様々なご縁と固く結ばれることを願います。


その右には住吉神社が鎮座します。社が住吉造りなのかな。かわいい^^


毎年2月に使い古した針や折れた針を豆腐・こんにゃくに刺して供養する「針供養祭」で有名です。


御祭神は白龍大神。開運出世・必勝・運気向上・金運守護などの御神徳があります。


境内入口付近の由緒書き。大分県杵築市にも若宮八幡社がありますが、関係なさそう。

御祭神

仁徳天皇

応神天皇

武内宿禰命

所在地

名古屋市中区栄3-3-50