山口県下関市の唐戸市場から道路を挟んだ高台に鎮座します。貞観元年(859)の創建と伝わる古社で「関の氏神」として市民に親しまれています。
由来
平安時代の貞観元年(859年),八幡神が京の都の守護のため,大分・宇佐神宮から京都・石清水八幡宮に勧請される途中,当時島だった亀山の麓に船を繋がれました。その夜,「此の山清浄なり,しばらく祭祀し奉り路を進むべし」との神託があり,勅使は国主に命じて宮殿を造営させてお祀りし,再び京に向かわれたと伝えられています。以来,朝廷・大内・毛利藩主の崇敬厚く,下関六十ヶ町の氏神,「関の氏神」として奉斎されています。「亀山」の名称は当時島の形が亀に似ていたとも宇佐の八幡様がお祀りされている山が亀山だからともいわれています。
散策
唐戸市場の方向から見た大鳥居。とても大きいのがお分かりいただけるでしょうか。御影石鳥居としては日本最大で高さ12.7m,横15.5mもあるそうです。
実際に見上げると分かりますが,この鳥居,相当大きいんです。下から撮影してもこんな感じ。
「亀山宮」と書かれた額は畳3畳分の大きさ。よく見ると昭和33年から現在までに野球ボールが挟まっており、これが名物となっているそうです。
さて,石段を登って進みましょう!
石段途中におられる狛犬様。白くてかわいい^^
手水舎に進むと亀様がおられました。こちらもかわゆい^^
文久元年(1861年)に建立された子持ち狛犬様。写真では見えませんが,この父親は子を背負っているそうです。
唐戸市場の近くとあって参拝客が後を絶ちません。
拝殿の中の様子。結構,奥行きがあるようです。
下関といえば河豚。こちらでは河豚のことを縁起を担いで『福=ふく』と呼んだりもしています。
絵馬の形がかわいいですね~。
境内にあった宮地嶽神社(左側)と熊鷹稲荷神社(右側)。
御朱印
御祭神
応神天皇
仲哀天皇
神功皇后
仁徳天皇
所在地
山口県下関市中之町1-1