山口大神宮


伊勢皇大神宮より御分霊を勧請した神社で古くより「西のお伊勢さま」と呼ばれています。付近には五十鈴川,伊勢橋,伊勢門前などの地名も残っており,令和2年(2020年)に御鎮座500年を迎えます。写真は神楽殿です。

由来

永正15年(1518年),大内氏第30代当主大内義興が第104代後柏原天皇の勅許を得て高嶺東麓山紫水明の地(現在地)を選んで社殿の創建に着手し,翌16年11月に内宮,17年4月には外宮を建立し,同年6月に鎮座祀りを行いました。当初は「鴻嶺神明」と呼び,後柏原天皇より「高嶺大神宮」,後陽成天皇から「伊勢」の勅額を賜ってからは「高嶺大神宮」とか「山口伊勢」,「山口今伊勢」と称していました。昭和3年,社格を県社とし「高嶺神社」となりましたが,昭和27年に現在の「山口大神宮」に改称されています。内宮・外宮は伊勢神宮にならって20年ごとに造り替えることになっており,現社殿は昭和35年に造営されたものです。

★ 公式ホームページ

散策


寛文3年(1663年)に長州藩毛利綱広が寄進したもので,山口県でも古い石鳥居の一つ。もとは伊勢橋近くにありましたが,交通事情により,近年,神社正面に移築されました。


石段を登って進んで行きます。広くて趣がありますね~。


右側にある木彫神馬。文政3年(1820年),工匠安永貞右衛門から寄進されました。古いのによく残ってますね!


由緒や御祭神を記した由緒書き


二の鳥居も古くていい感じ。苔の生え具合が好きかも!


右側にある鷺岩(さぎいわ)。鷺舞という神事が終わる際,この岩の上に鷺の頭や羽根を置いていたそうです。


手水舎も好みのタイプ。朝早かったから水が冷たかったです!!


神楽殿の中の様子。朝早いのに氏子さんが来られていました。管理が行き届いています。


境内にある多賀神社。右側にある安産石(寿命石)。この霊石は参拝者がこれを撫で拝して延命長寿を祈り,病気平癒,安産,延寿を祈願するならわしがあるそうです。


神楽殿の左からさらに進んでいきます。


本殿(内宮・下宮)の案内板がありました。楽しみ~!


ここにも石段があります。下宮が少し見えていますね。もう少し頑張りましょう!


平たい頭の狛犬様。少し表情が怖い…。


豊受大御神が祀られている下宮。伊勢神宮のような神聖な雰囲気がとてもよかったです。

こちらが内宮で天照大御神が祀られています。すばらしい!!


下宮の横にあった古殿地。真ん中にある小さな社がかわいかったです^^


境内にある高嶺稲荷神社付近におられました。迫力ある狛犬様!

御朱印

主祭神

天照大御神

豊受大御神

所在地

山口県山口市滝町4-4