大分県中津市の中津城跡の公園地内に鎮座します。伊勢の神宮の大神様の御分霊を奉斎し,「豊前の国のお伊勢様」として親しまれています。
由来
明治14年(1881年),伊勢ノ神宮御分霊を奉迎し,神宮豊前教会として御鎮座。
明治32年神宮教解散,神宮奉斎会設立により,神宮奉斎会中津支部と改称,神宮大麻と神宮暦頒布業務を担当,豊前の国(企救・田川・京都・仲津・築城・上毛・下毛・宇佐)総しづめの社として,また,豊前の国の「お伊勢様」としてあまねく人々の崇敬をあつめ,その後,幾多の変遷を経て昭和21年に中津大神宮として今日に至る。また,奉拝殿の格天井には創建当時の崇敬者の手による天井絵216枚が奉納されている。
★ 公式ホームページ
散策
中津城公園を目指し,大きな鳥居から入ります。扁額は「中津神社」と書かれていました。
中津大神宮は中津城の真横なんですね。城井神社,扇城神社も傍にあるそうです。
え~っ!中津大神宮は参道工事中のため「立入禁止」(泣)。タイミングが悪かったなぁ。
令和5年9月に訪れた際には改修されていました^^
中津大神宮の社号標
手水舎で心身を清めます。
拝殿には明治の日本を代表する書道家・宮小路康文謹書の『大哉神徳』の大扁額が掲げられています。
拝殿前の狛犬様。厳しい表情でしたが,比較的新しいようです。
北部九州には砲弾を飾った神社がいくつかありますね。ここもそう。
境内左側にある城井神社。中津城で黒田官兵衛に誘殺された宇都宮鎮房がこの地に埋葬され,宝永2年(1705年)に中津藩主小笠原長円が「城井大権現」として祀ったそうです。
その隣にある扇城神社。中津城で黒田官兵衛に誘殺された宇都宮鎮房の従臣らを「稲荷大明神」として祀ったことがはじまりです。
拝殿右側には奥平神社が鎮座します。享保2年(1717年),中津城主・奥平昌成公が豊前一円の守護神として祖先を奉祀したのがはじまりです。
真横には中津城があります。昭和39年(1964年),旧藩主奥平家が中心となり,中津市民からの寄付も合わせて天守閣が建造されました。
由緒書き。歴史を辿るともっと理解が進むかもですね~。
御朱印
御祭神
天照大御神
豊受大神
倭姫命
天宇豆売命
所在地
大分県中津市ニノ丁1273-1