伊都国の中心地とされる三雲地区に鎮座します。神社付近には伊都国王墓に比定される三雲南小路遺跡や井原鑓溝遺跡があり,この一帯が伊都国の中心部であったと考えられます。
由来
創建時期は不明。妹の木花開耶姫とともに天孫瓊瓊杵尊に嫁いだが,容姿が醜いとして退けられた磐長姫はこれを恨み,自分を娶れば子は磐の如き永遠の命を得たであろうに,木花開耶姫の子は必ず木の花が散るように衰えていくだあろうと呪ったという。死の起源を語る説話の主人公二人が祭神である。旧社名は佐々禮石社,国歌「君が代」と関係があるともいわれ,御神体は小石であるという。木花開耶姫は高祖神社祭神・彦火火出見尊の母にあたり,古くは高祖神社の神輿が御幸ひ,相撲や流鏑馬などが奉納された。境内には彦火火出見尊が生まれた場所にあったという「八大龍王」と呼ばれる石も祀られている。
散策
専用駐車場はなく,周囲は住宅街なので停車中の場所に停めるしかありません。
入口付近の由緒書き。
境内左側にある手水舎。衛生面が気になるので手だけ洗いました^^;
大きな口の狛犬様。笑っているようにも見えますね~!
左側が拝殿,右側が本殿。本殿は床が二重構造になっているように見えました。
細石神社の扁額
摂社・末社がいくつか鎮座します。
御神木の半分くらい根が浮いていますが,枝葉が覆い茂っています。すごい生命力です。
御祭神
磐長姫命
木之花開耶姫命
所在地
福岡県糸島市三雲432