鹿児島市に鎮座する別名「宇治瀬神社」。地元では「宇治瀬様」を薩摩弁で「ウッテサァ」と呼んで親しんでいます。
由来
創建年代は不詳であるが、『日本三代実録』貞観2年(860年)3月20日条に「薩摩國従五位下鹿児島神に従五位上を授く。氏神は鹿児島の地主神なり」と記された薩摩国「鹿児島神」に充てられるので、平安前期以前に創建されていたのは間違いない(尚、関連が深い垂水市の鹿児島神社は奈良時代末期の創建と伝わる)。応永年中(14世紀末から15世紀中頃)に島津元久によって社殿が建立されるなど島津氏による崇敬も篤く、藩政時代には家久以下代々の薩摩藩主から鹿児島三社(一之宮神社、鹿児島神社、川上天満宮)のうちの一社(二之宮)とされ、家督を相続するとまず初めに当神社に参詣する例とされた。安政6年(1859年)には正一位の位記が授けられ、明治5年(1872年)に県社に列した。
散策
鳥居から境内に入っていきます。社号標の文字が古い!
鳥居の扁額は「宇治瀬神社」
境内はこんな感じ。清掃が行き届いています。
手水舎で心身を清めます。
古い扁額が飾られていました。
拝殿前の狛犬様。味があります^^
赤茶色を基調とした拝殿
扁額も「宇治瀬大明神」でした。
切妻造平入の本殿。あ!カーテンが見える!近代的かも。初めて見た~。
境内には田の神様、水神様が祀られています。
龍が施された古い石灯篭。よく残っていますね。
推定樹齢約600年、幹回りは7.3mあるクスノキ。大きいです。
境内にある由緒書き
御朱印
御祭神
豊玉彦命
天津日高彦火火出見尊
豊玉姫命
豊受大命
所在地
鹿児島市草牟田二丁目58番3号