福山八幡宮


中央に合祭殿、右側に東御宮、左に西御宮と並立する社殿は、同一の様式、規模に造られ、両社の本殿にそれぞれ八幡大神をお祀りする全国的にも珍しい神社です。

由来

東御宮は承保年中に宇佐八幡宮より、西御宮は永享年中に鶴岡八幡宮より勧請されたと伝えられ、穴の海と呼ばれた内海近く、現福山城地に、2つの宮が別々に奉祀されていた。天文年中(1532-55年)に杉原播磨守が社殿を新に造営、毛利輝元、福島正則等の為政者も信仰厚く報賽されていたと伝えられています。元和5年(1619年)水野勝成公が備後国主として赴任されるや、新しい居城として福山城を造営される事となり、2つのお社は夫々延広小路、野上口へと遷されました。天和3年(1683年)第4代藩主水野勝慶公の時、今の松廼尾山に改めて福山総鎮守のお社として本殿、幣殿、拝殿、随神門、鳥居、惣門など東西に同一規模、同一形式にて並び建てられ、一般に両社八幡とも呼ばれ、広く崇敬せられてきました。昭和44年(1969年)両社の法人格を合併、社名も旧に復し福山八幡宮とし、神社本庁の別表神社として 新たに発足しました。

★ 公式ホームページ

散策


2つの総門があり、それぞれ東御宮、西御宮と墨書きした木札が掛けられています。お寺みたいな外観^^


入ってすぐ手水舎がありました。駐車場が広~い!


参道がまっすぐ伸びています。


日本で3番目に古い木造の両部鳥居。全体に朱塗りで社号額は近衛左大臣基煕によるものです。


遠くを見ている狛犬様^^


これは東御宮。延広八幡宮と呼ばれ、宇佐八幡宮より勧請されたものです。


こちらは西御宮。野上八幡宮と呼ばれ、鶴岡八幡宮からの勧請。瓜二つで違いが分かりません。


昭和59年御鎮座三百年大祭を記念し、中央拝殿が新築されました。


福山八幡宮の扁額。立派です!


拝殿の中の様子。祈願の最中、失礼しました。


趣がある本殿。それにしても暑い!!この日35℃で汗だく^^;


境内左奥に位置する聡敏神社は、初代の福山藩主である水野勝成を祀った境内社です。


境内には他にも摂社・末社が点在しています。


左から坂本神社、稲生神社、天御中主神社、三柱神社、荒神社。合祀されています。


鍛冶神社。製鉄を始め鉄鋼・金属を扱う人々の守護神なんだそうです。

御朱印

御祭神

應神天皇

比賣大神

神功皇后

所在地

広島県福山市北吉津町1-2-16