熊本県人吉市に鎮座する人吉球磨地方の総鎮守。社殿は壮麗で至る所にきれいな文様や彫刻が施されており、昔から「青井さん」と呼ばれ親しまれています。
由来
創建は806年(平安時代)で1200年以上の歴史を誇ります。御祭神は阿蘇神社と同じ、健磐龍命・阿蘇津媛命・速甕玉命の三神で、阿蘇神社から阿蘇三社の分霊を人吉の球磨郡青井郷にお祀りしたのが始まりとされます。現在の社殿は相良長毎により、慶長15年~18年(1610年-1613年)にかけ造営されたもので、本殿・廊・幣殿・拝殿・楼門が熊本県初の国宝指定を受けました。建造物としては日本最南端の国宝になり、茅葺の建物としては全国唯一の国宝です。茅葺きの桃山様式の楼門は、華やかさと迫力を醸し出し圧倒的な存在感を示しています。
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散策
駐車場近くの社号標。かっこいいですね!
近くに大きな案内板がありました。本殿、廊、幣殿、拝殿、楼門は国宝に指定されています。
赤い二の鳥居から境内に進んでいきます。
左側に手水舎があります。社殿と同じ色で豪華でした。
よく見ると…狛犬様の口から水が出ていました。かわいい~^^
玉をくわえた狛犬様。新しい玉に取り換えられたようですね^^;
境内にある由緒書き
これが国宝の楼門ですね!立派!青井大明神の扁額が飾られています。
楼門屋根の四隅の軒下に阿吽の形相をした陰陽の一対、合計8つの「鬼面」の彫刻があります。全国的にも他に類例がなく、人吉方式と呼ばれます。
拝殿からの様子。御祭神まで遠いですね~。
横から撮った幣殿
こちらは流造りの本殿です。
本殿右側に鎮座する「青井大神宮」。伊勢信仰の拠点となった神社で1663年創建と記されています。
境内にそびえ立つ神楠
本殿左側には1759年創建された「青井稲荷神社」が鎮座します。
隣には「宮地嶽神社」があり、神宮皇后が祀られています。
御朱印
御祭神
建磐龍命
阿蘇津媛命
国造速甕玉神
所在地
熊本県人吉市上青井町118