1300年の歴史と33の神々が宿る古社で、宇土の地の総鎮守として三宮さんの名で親しまれており、毎年10月19日に行われる例祭の御獅子舞は県の無形民俗文化財に指定されています。
由来
元明天皇により宇土の地の総鎮護として和銅6年(713年)、中原(壇原)に創建されたことが始まりです。当初は春日大神と住吉大神の勧請でしたが、承久3年(1048年)、藤原道隆が八幡宮を合わせて祀ったので三宮大明神と称しました。宇土周辺の氏族の尊崇を受けましたが、天正16年(1588年)に宇土を治めていた戦国武将小西行長がキリシタンだったため、御神体は他に遷され、社殿は焼き討ちにあいました。その後、慶長6年(1601年)、新たに治めることとなった加藤清正により現在の地に再興され、さらに後の肥後熊本藩主・細川氏代々の保護を受け現代の形になりました。
★ 公式ホームページ
散策
昭和17年に奉納された一の鳥居。扁額には「西岡神社」と書かれています。
「さざれ石」を飾ってある神社ってありますよね~。
なかなか立派な楼門。境内がどんな配置になっているか楽しみです♪
ふと右を見ると龍神様の手水舎がありました。楼門の外にあるって珍しいなぁ
拝殿は屋根両端の出っ張りが特徴的な入母屋造りです。
拝殿の中の様子。きちんと整理されています^^
おー!御祭神が扁額に書かれています。
拝殿を出ようとしたら,配置図が貼ってありました。以前は一之宮から三之宮に分けて祀ってあったのかな。
神明造りの本殿。御祭神はここに祀られています。
西之相殿には、鹿島宮、廣瀬宮、稲荷宮、祇園宮、貴船宮、御靈宮が合祀されています。
東之相殿には、加茂宮、児之宮、国造宮、龍田宮、火鎮宮、北野宮が合祀されています。
稚児宮。御祭神は少彦名命です。
五色鳥居。人として守るべき、目指すべき心のあり方である徳を五色の鳥居に願いを込め、人が正しく歩む道として表現されています。
少しピンボケしましたが、和銅6年(713年)に当宮勧請の折、神が降臨したと言われる神石(磐座(いわくら) 百官石)があります。珍しいですね!
家内安全の「五災護り札」は諸災の難を祓い、福を呼び込む縁起札です。
巫女さんがおみくじを担いでいる写真が見えるでしょうか。日本一大きいそうです。すごーい!
御朱印
御祭神
一之宮(春日大神)
二之宮(八幡大神)
三之宮(住吉大神)
所在地
熊本県宇土市神馬町694