櫻井神社(桜井神社)は,福岡県糸島市に鎮座する筑前の守護神。檜皮葺で三間社流造の本殿,拝殿,楼門,石橋は県指定有形文化財に指定されています。
由来
1610年(慶長15年)6月1日から翌2日にかけて襲った大豪雨によって,藍園にあった岩窟が突然崩れ落ち,神が出現されました。時の藩主黒田忠之は1632年(寛永9年),岩戸の前に神殿を造営し,社号を与止妃大明神として保護し,明治もなって桜井神社と改称されました。また,社殿の西南奥には忠之が寛永2年に建立した神明造の桜井大神宮も存在します。伊勢の神宮にならい20年毎に遷宮が行われていましたが,1866年(慶応2年)をもって廃止され,現在に至っています。
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散策
石造の鳥居付近。境内には静かな時が流れています。
自然が豊かです。さらに奥に進むと石橋(太鼓橋)が見えてきます。
この太鼓橋は平成15年(2003年)に福岡県指定文化財に指定されています。
まず手水舎で心身を清めましょう!
福岡県指定文化財の楼門。静かな木立の中に威風堂々とした姿を今に伝えています。
正面の扁額は享保元年(1716年)に掲げられたものです。
拝殿の中の様子。いろんなものが飾られています^^
驚いた表情が印象的な狛犬様。最初にお会いした時,こっちがビックリしました。
木造いいですねー。古の雰囲気が伝わってきて歴史を感じます。
導き・災いの除けの神・櫻井猿田彦神社をはじめとする境内社を回ることができます。
「岩戸開き神事」で有名な岩戸宮は,7月2日午前4時,1年に1度この日だけは岩戸神窟に入ってお参りすることができます。
おみくじがたくさん結んであります。参拝者が多いんですね~。
櫻井大神宮にも参拝しましょう。この鳥居は平成5年の伊勢神宮式年遷宮の際に下賜されたものです。
多い茂る樹木の中,参道をまっすぐ進みます。気持ちいいですよ!
鳥居の右奥に社殿が見えてきました。とても神々しい場所です。
伊勢神宮に倣って20年ごとに式年遷宮が行われていました。社殿は慶応2年(1866年)のものです。
御朱印
御祭神
神直日神
大直日神
八十枉津日神
島岡大明神
八所産土大神
所在地
福岡県糸島市志摩桜井4227