蒲生八幡神社


北九州市小倉南区蒲生に鎮座する宗像三女神を祀る旧豊後国の古社。厄除けの神様として知られており,氏子の多さは県内屈指で小倉中心街にまでわたります。

由来

社伝によると,蒲生村虹山(巣山)の峰に多紀理比売命,多岐都比売命,市寸島比売命の三神(宗像三女神)が天降り,この地を永く護らんと告げたという。虹山に多紀理比売命を祀り,その後、応神天皇,神功皇后を併祀し,蒲生八幡と称するようになった。室町時代,虹山城主・規矩氏は蒲生八幡神社を崇敬し,神域を寄進して神殿を建立した。戦国時代,天正の初めに豊後の大友宗麟の兵火に罹り,神社は焼失。その後,岩松弥兵衛(三郎兵衛)が社殿を建立して規矩八幡と称するようになった。江戸時代に入り,細川忠興が小倉城を築城する際,高浜の住民を長浜に移住させ,神社は現在地近くの中島山に遷し,再び,蒲生八幡と称するようになった。寛永9年(1632年)に入封した小笠原氏からも篤い崇敬を受け,豊前小倉六社の一社となり,四代藩主・小笠原忠総の寄進により本殿が建立された。社殿は北から本殿・幣殿・拝殿と独立して配置され,豊前地域に多く見られる社殿構成となっている。平成23年に社殿は北九州市の有形文化財に指定された。

散策


近くに車を停めて歩いて参拝します。奥に赤い鳥居が見えますね。


立派な鳥居ですね。よく見たら車で上まで行けるようです^^;


尻上げタイプの狛犬様。なかなか厳しい表情をされています。


神門が見えてきました。遠くに車が見えるけど拝殿はどこでしょうか。


ふっと右を見たら石段が上まで続いていました。拝殿はこの上か~!頑張って登ります^^


石段の途中でお会いした狛犬様


やっと到着!緊急事態宣言が解除されたからか,柄杓がある手水舎は久し振りです。


拝殿左に建てられた社号標。拝殿の近くにある所って少ないですねー。


拝殿に掲げられた扁額に「豊前國小倉一之宮」と書かれています。すごい!


拝殿,幣殿,本殿が独立した構造となっているようですが,後ろが見えません。裏にまわってみようかな。


ありましたー!右側の幣殿は北九州で創建された中で最古なんだそうです。


境内左側には学問の神様,幸彦社があります。西田直養,柿本人麻呂が御祭神


せっかくなので上まで登りました。1人が通れるくらいで狭かったです。


境内右側には商売繁昌,穀物農業の神様,規矩稲荷神社が鎮座します。

御朱印

御祭神

応神天皇

神功皇后

宗像三女神

大山祇命

細川幽斎

細川忠興

所在地

福岡県北九州市小倉南区蒲生5-6-10